九段にある昭和館を見学(伝えたい戦中・戦後のくらし)

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九段にある昭和館

科学技術館に行った際、ぐるっとパス2009でまわることが出来る近隣の施設にも一緒に行ってきました。行ったのは昭和館というところです。

科学技術館についてはこちらで紹介しています。

昭和館は戦中、戦後(昭和10年頃から昭和30年頃まで)の国民生活上の歴史資料や情報を収集して展示している施設です。場所は科学技術館から行くと日本武道館の前を通り過ぎて北の丸公園の外に出て、九段会館の方へ行ったところにあります。

昭和館では6階と7階が常設展示になっています。7階までエレベーターで上がっていって、入口で、ぐるっとパス2009を出して中に入ります。最初に入ったところは家族の別れというコーナーでした。召集令状や千人針などが紹介されています。


そして次のコーナーは「家族への想い」です。こちらでは戦地と日本の間でやりとりされた書簡が紹介されていました。その次は昭和10年頃の家庭を再現したブースがあります。蓄音機、改良竈、氷冷蔵庫などが展示されています。

次のブースは「統制下の暮らし」、「戦中の学童・学徒」、「銃後の備えと空襲」という順番で続いていきます。銃後の備えと空襲では防空壕のジオラマがあり、実際に狭い空間に入ってみて、空襲の恐ろしさを体感することが出来るコーナーもありました。

そして、次は昭和20年8月15日という展示になります。この日の正午、戦争の終結が玉音放送により国民に伝えられました。

ここからが戦後の復興に関する展示になります。

廃墟からの出発では戦後の食料事情、戦後の住宅事情、闇市、混乱期の生活に関して展示されていました。

昭和館の中

続いて、遺された家族、子どもたちの戦後、復興に向けてという順番で展示が進んでいきます。復興に向けてのブースでは、テレビや電気炊飯器、冷蔵庫などの展示が行われていて、徐々に国民の生活が豊かになってきたことを感じることが出来ます。

復興に向けて

全体的に貴重な展示がたくさんありますが、来場者がとても少ない感じがしました。私たちは土曜日の午後に行きましたが3組程度のお客さんしか見かけませんでした。もったいない限りです。

このあと、東京国立近代美術館 工芸館に行きました。こちらで紹介しています。

愛宕山にあるNHK放送博物館もお勧めの施設です。

 

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