月額5300円で購読できる日経新聞の電子版と価格設定の戦略性

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日経新聞の新聞購読料は朝刊と夕刊のセットで月額4300円になっています。そして3月23日からは有料の電子版が登場しますが、この朝刊・夕刊のセット価格である4300円にプラスして1000円の5300円で電子版もあわせて読むことが出来るようになります。
もしも、電子版だけを単独で読みたい場合には月額4000円とかなり高めの設定になっています。この価格体系であれば、電子版を読みたいと思う人はほとんどの人は朝夕刊と電子版のセットを申し込むのではないかと思います。

今回の価格設定は日本の朝夕刊を自宅まで配達するシステムをそのまま残すことを主眼に置いた価格設定なのだと思います。すでにスーパーマーケットで牛乳が安売りされるようになって、牛乳の個別宅配網は崩壊してしまいました。

新聞の記事がインターネットで公開されるようになって、新聞の個別宅配もいつ崩壊してもおかしくないような状況になってきていると思います。

既に産経新聞ではiPhoneのアプリを無料で提供していて、紙面と同等の情報をiPhoneで見ることが出来るように配信されています。これは非常に画期的な取り組みだったと思います。

日経新聞で3月23日から実施される電子版の有料配信については、今後、どの程度、契約者数が推移していくかが非常に気になるところです。


今回の日経新聞の取り組みの成功するか否かによって、ほかの新聞社の取り組みや、個別宅配の仕組みの維持など、いろいろなところに影響を与えるのではないかと思います。また、iPhoneやiPadといったデジタルデバイスを使った電子書籍の購入などの動向にも影響を与えることになるでしょうか。

現在配信されているNikkei.netでは、朝刊や夕刊の記事になるであろう情報が毎日無料で、タイムリーに公開されています。こちらの情報については3月23日以降はどのような内容になるのでしょう。Nikkei.netについては参照している機会も多いので、こちらもどうなるのか気になるところです。

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