古墳時代後期の横穴墓群となる埼玉県比企郡の吉見百穴を見学

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埼玉県比企郡の吉見百穴

おがわ温泉 花和楽の湯に行ったあと、まだ時間に余裕がありましたので、東京に帰る途中にある吉見百穴というところに行って来ました。おがわ温泉 花和楽の湯のレポートはこちらです。

おがわ温泉 花和楽の湯で日帰り温泉
温泉博士という雑誌の11月号に花和楽の湯こ温泉手形がついていたので、行って来ました。関越自動車道の嵐山小川インターチェンジの近くになります。 ここは人気のある日帰り入浴施設で、前回来た時も非常に混雑していましたので、10時の開店時間に合わせ...

吉見百穴は国の指定史跡になっているところで、横穴古墳群があるところです。

7世紀から8世紀の古墳時代後期に作られたと言われています。明治20年に坪井正五郎博士が発掘調査をして横穴を掘り出すことに成功しました。当時は先住民族のコロボックル人の住居跡だという学説もあったようですが、その後、群集墳墓であることが確定しました。横穴式の古墳は全部で219個あります。(発掘当時は317あったものの軍需工場を作るときなどに一部が無くなったそうです)

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駐車場

カーナビで吉見百穴を指定して現地を目指しました。駐車場が非常に広くて驚きました。この駐車場は無料でクルマを停めることが出来ます。この時期はお客さんの数もそんなに多く無いようで、駐車場は大部分が空いていました。

吉見百穴の無料駐車場

駐車場の案内看板

駐車場からは歩いて3分くらいで吉見百穴の入り口になります。受付で入場券を購入して中に入ります。観覧料は大人が300円、子どもが200円です。すると、吉見百穴の景色が目の前に広がりました。

吉見百穴の全景

何となく異様な感じがします。近づいていってみると、比較的大きなトンネルの入口がありました。

大きなトンネルの入口

地下軍需工場跡地

このトンネルの中に入ってみると、軍需施設の跡地だという案内板が立っていました。

軍需施設の跡地を示す看板

奥の方に進んでみると、かなり大きなトンネルがそのまま続いています。奥の方は鉄柵があり、入ることが出来ないようになっていました。

奥へと続くトンネル

鉄柵で閉じられた部分

軍需工場として穴を整備して直ぐに終戦を迎えたため、実際にここを使うことはなかったのだとテレビ番組で紹介されていました。

トンネルをぐるっと通ったあと、今度は丘の上に登ってみることにしました。かなりの急坂が続きますが、そんなに高い丘でありませんので、やがて頂上に着きます。頂上には建物がありましたが、特に何か営業しているわけではないようです。

結構な急坂

吉見百穴の丘の頂上にある建物

一部の穴には中まで入ることが出来ます。石が削られてベッドのようになっていますがここにお棺を置いたそうです。

古墳の中

百穴は近くから見ても、やはり異様な光景です。

吉見百穴

埋蔵文化財センター

埋蔵文化財センターもあわせて見ることが出来ます。

吉見町埋蔵文化財センター

【2021/05/09追記】

ぶらサタ・タカトシ温水の路線バスで

ぶらサタ・タカトシ温水の路線バスでという番組で吉見百穴が紹介されていました。観音様が祀られている建物に登ったり、吉見百穴を見学したりしていました。入場券はこのときも大人300円でした。

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