お粥専門店の謝甜記貮号店で「さかなかゆ」

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5月のよく晴れた日曜日に横浜へ行きました。朝9時半頃にクルマを駐車場に停めて、まずは中華街に向かいました。お昼にはまだ早いですが、朝食営業をしているお店に入ることができます。


やはり、中国料理の朝食と言えばお粥です。お粥専門店があるということなので、行ってみることにしました。

「謝甜記貮号店」というお店です。創業が昭和26年とのことですので、60年以上続く老舗ということになります。中華街周辺は道が複雑ですので、iPhoneのナビを使って行きました。お店の前に着くとすでに4組ほどのお客さんが並んでいました。なぜかお店の前にはサンタクロースが立っています。

外で並んでいても、店内は奥に向けて非常に広いので、お客さんの入れ替わりはかなり早そうです。

公式サイトを読んでいるとお粥に対するこだわりが書かれていました。生の米から乾燥カキ、乾燥貝柱、鳥一匹を丸のまま入れて4時間も煮込むのだそうです。

5分ほどで店内に案内してもらえました。店内は手前に普通のテーブル席、奥に大きな円卓が二つという配置です。奥の大きな円卓に案内されました。8人掛けのテーブル席なので相席になります。

店内はとても明るく綺麗です。中華料理というと脂ぎった感じがありますが、まったくそんな感じはありません。

テーブルの上のメニューを見てみました。お粥のメニューが非常に豊富でした。

それぞれについて、サイズが「普通」と「中椀」の二種類から選ぶことができるようになっています。普通がラーメンの丼ほどの大きさ、中椀が「普通」サイズの半分になります。

今回は「さかなかゆ」の普通サイズを注文しました。

テーブルの上には何か薬味がかけられたネギ、レンゲ、お茶、お手拭き、お箸があります。

こちらのお手ふきは、非常にしっかりとしたものでした。

最初に魚の刺身が出てきました。お粥が熱いうちに入れて食べます。

続いてお粥がやってきました。確かにラーメンどんぶりにタップリのお粥が入っていますので、かなりのボリュームです。小食の人は中椀で十分かもしれません。

魚の刺身、ネギ、ザーサイなどを全てお粥の上にのっけました。

こちらがお粥のアップです。ほとんどご飯が溶けています。これが4時間煮込み続けた成果なのでしょう。

レンゲを使って口の中にお粥を運んでみると、トロトロの食感でとても熱いです。ゆっくりとしか食べられません。確かに白粥のように見えてしっかりとしたダシが効いています。これが、貝柱やカキ、鶏肉を煮込んで出すことができる味ということになるのでしょう。奥深い味がします。なぜ、このお店がこんなに人気があるのか、一口食べるだけで納得できるような味でした。

また、横浜に行く機会があったら立ち寄りたいお店です。

【2019/06/30追記】

先日、中華街のお店でランチの予約をして行く機会がありました。こちらで紹介しています。

中華街のサンマルクカフェで日替わりモーニング
6月の日曜日に横浜中華街にある状元樓でランチの予約をしました。駐車場が混雑すると大変なので、中華街には9時半ごろに着くように自宅を出ました。
横浜中華街の状元樓で飲茶コース
6月の日曜日、事前にランチの予約をした上で、横浜中華街の状元樓というお店で飲茶コースを食べました。横浜中華街は何回も行ったことがありますが、状元樓は今回が初めてです。創業が1955年、上海料理の老舗です。中華街の大通りに面した立派な建物でし...

少々早く着きすぎて、中華街の街を散策していたのですが、こちらのお粥のお店は大行列ができていました。

まだ、ランチの時間にはかなり早い時間帯でしたが、今でも朝食タイムから大人気のようです。

つぶれない街という番組で中華街が特集されていたのですが、その中でこちらのお店が紹介されていました。中華街では八割のお店が山田の中華鍋を使って調理をしており、こちらのお店でも山田の中華鍋が使われているのだそうです。

しかも頑丈であるだけではなく熱伝導が良いため中華鍋にはうってつけとのことです。金属は薄くすることで熱伝導がよくなるものの、全体が薄すぎると取っ手がすぐに熱くなるなどデメリットも生じるため、職人さんが場所によって叩く回数を変えて微妙に厚さを変えているのだそうです。さらには、微妙な鍋の凹凸により食材が鍋にくっつきにくくなるため、例えばパラパラなチャーハンなども作り易いとのことでした。

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