群馬県の吹割の滝周辺を散策

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お盆休みの8月12日、群馬県の吹割の滝に行きました。国の天然記念物および名勝に指定される関東屈指の滝です。高さ7メートル、幅30メートルあまり、その滝壺は竜宮に通じているとの言い伝えも残っています。

奥日光湯元温泉で一泊した後、国道120号線を沼田方面に走ってこちらまで来ました。

クルマはNPO法人が運営している旅の駅の駐車場に停めさせてもらいました。事前にネットで情報を調べてみると、こちらの駐車場が最も安心だという情報があったので選びました。

駐車場は約70台の駐車スペースがあり広いです。この日はお盆の時期が近づいていたので混雑が心配されましたが奥に行ってみるとポツポツと駐車スペースが空いていました。まだ午前中だったので停められたのかもしれません。午後には駐車待ちの車が何台かありました。

そこから滝に続く遊歩道まではすぐです。

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こちらの道路標識では吹割の滝まで0.1Kmとなっていますが、もっと距離が離れています。

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少し歩いていくと、道の左側にお土産屋さんが軒を連ねています。

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川まで降りてきました。岩場は滑りやすいので、歩道の外、白線の外に出るのは禁止されています。以前、転落事故もあったようなので、必ずこの注意は守ってください。

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このような形でガードマンが危険な行為がないかを監視しています。このような観光地には柵などを設置して安全を守るパターンが多いと思いますが、こちらはできるだけ自然の状態をいかしておきたいのだと思います。

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こちらの滝、吹割の滝としてはスケールが小さいな?と思って首をかしげていました。こちらの道の標識を見て謎が解けました。こちらの滝は吹割の滝ではなく、鱒飛の滝です。川をさかのぼってきた鱒がこちらの滝よりも上流にはなかなか行くことができず、鱒が飛び跳ねる姿が見られたことからこの名前がついたそうです。

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川の向こう側に大きな岩が特別な形をしています。般若が大きな口をあけて待ち構えているようにも見えるので、般若岩という名前がついています。

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視界が開けて吹割の滝が見えてきました。たくさんの人が滝を見ています。

 川床が侵食されたところから割れ目が生じて滝ができたことが名前の由来です。

約1万年の時間をかけて徐々に花崗岩を侵食しながら今のような地形を作ったのだそうです。

高さ7メートル、幅30メートルから水が勢いよく流れ落ちる様は東洋のナイアガラとも称されてその美しい形状は学術的にも珍しいとされています。

今回の目的は避暑ですが、雪解けにより水量が増す4月から6月が豪快になるようです。また10月下旬から11月上旬にかけては美しい紅葉で周囲が彩られます。

滝は下から上を見上げることが多いですが、こちらの滝は高さがあまりないので、雰囲気がかなり違います。水しぶきがたくさんあがっているので、マイナスイオンはかなりの量になっているのではないかと思います。

清流もとてもきれいなので、川底がよく見えました。

奥に見えてきたのが『吹割橋』、『浮島』、『浮島橋』です。

橋の上から吹割の滝のほうを見てみました。よく滝は見えません。川の中州のようになっている平たい岩場は千畳敷です。

浮島観音堂です。

川の向こう側を歩いてぐるっと一周することができるようです。全部のコースの所要時間は約1時間です。きつい階段などがあるので、覚悟していかなければいけません。

単なる遊歩道だけではなく、途中、滝を見ることができるスポットも三か所あるようでしたので、行ってみることにしました。

クマよけの鉄パイプと金づちが一定間隔でつりさげられていました。これをカチンカチンと鳴らしながら歩いていきます。クマは人間が歩いていることを知り、無用なトラブルを避けるために出てこなくなるようです。

遊歩道はこんな形で整備されています。階段以外の場所は歩きやすいです。

こちらが一つ目のスポットです。確かに滝の全景がよく見えます。

こんな形で遊歩道を歩いていき旅の駅まで一周しました。この日は少し暑かったのですが、風は爽やかでしたので良い運動になりました。吹割の滝をあとにして、今度は川場村にある田園プラザ川場に向かいました。

お腹がすいているときには、比較的近い老神温泉の東明館に行くのも面白いと思います。こちらの旅館は「餃子の満州」が運営しており、館内には本当に首都圏と同じメニューをそろえた餃子の満州があります。以前行ったことがありますので、レポートがあります。

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