石坂産業の三富今昔村を散策

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以前、テレビ東京の経済番組を見ていた時に、産廃処理をしている石坂産業というところが特集されていました。

この会社、現在は後継の女性の社長さんが経営していて、非常にエコにこだわっています。また、周辺の荒れ果てた土地を整備して公園のようにして地域の住民に公開しています。今回はその三富今昔村(さんとめこんじゃくむら)に行ってみました。

自家用車で行く場合は、場所は埼玉県入間郡三芳町にあります。車の場合は関越自動車道の所沢インターチェンジから約20分です。公共交通機関の場合は東武東上線ふじみ野駅から送迎バスが出ています。バスの来る場所や時間についてはこちらの公式サイトを確認してください。

東京ドーム約4個分にも及ぶ敷地を有する里山環境教育フィールド内にある石坂ファームでは土作りや野菜の成長を実感できる食農育体験ができるほか、里山の暮らし体験、クヌギの森の植物や生き物との楽しみ方を発見するガイドウォークなど、時期に応じた多彩なプログラムも展開されています。

しかし、この場所はかつては不法投棄が繰り返されるゴミの里山だったと公式サイトの中に説明がありました。

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受付

駐車場にクルマを停めて入口からクヌギ交流プラザというところに入ってみると、「ご利用ですか?」と聞かれ「はい」と答えると、「大人1人500円をいただいています」と言われました。こちらのくぬぎ交流プラザが三富今昔村の入口になります。こちらで受付をすると専用パスを受け取ることができます。ペットの犬は一部のエリアのみ同伴で入場できます。

整備協力費ということで、500円以上を寄付するという位置づけだそうです。(改めて調べてみると、2020/08/19時点では土日祝日特定日は税込800円、特定日以外の平日は税込500円となっていました。また初めての訪問時は三富今昔村入村BOOKを税込200円で購入する必要があります)


まさか有料とは思っていなかったので驚きましたが、そのまま会計を終わらせました。手続きをすると、もれなくミニSLの乗車券をもらえます。

広い園内

園内は思っていたよりもずっと広いです。ずいぶん歩いたつもりでも、地図で見るとほとんど進んでいませんでした。

歩道はフカフカとしています。

ミニSLのある広場にはステージもあります。

カフェ

カフェも営業していました。

鎮守様もあります。しあわせ神社です。

ミニSL

こちらがミニSLの線路です。一周が五分程度でした。


広葉樹の林がありました。どんぐり広場です。

これだけの土地ですし、係りの人もずいぶんいたので、確かに維持するためのコストも大きいのだと思います。ただ、目玉は今のところはミニSLなので、もう少し施設が充実すると来場者の数が増えそうな気がします。

三芳町には竹間沢こぶしの里という緑が豊かな場所もあります。こちらが訪問時のレポートです。

【2020/08/19追記】

新型コロナウイルス感染拡大防止のために営業時間等に変化がある可能性もありますので、訪問前に公式サイトで情報を確認をお願いします。

【2021/01/11追記】

テレビで特集

NHKの逆転人生選で産廃会社の石坂産業が特集されていました。所沢市は東京都の周辺の産業廃棄物を処理する上で交通の便が良いため産廃業者がこの周辺に多数集まっていたそうです。しかし、民放の報道番組で所沢市で発生するダイオキシンが問題にされました。ゴミなどを焼却するときに排出されるダイオキシンがこの地で産出される野菜などに含まれてしまい、健康に害が出るという報道がありました。これを機に所沢の野菜の不買運動が発生し、周辺農家が産業廃棄物処理業者に施設を撤去するよう運動をしました。他の産廃業者は撤退するところもあったそうですが、石坂産業は煙突を含む焼却設備を撤去し、産業廃棄物を屋内でリサイクル施設を作ったそうです。

それでも周辺農家の怒りはおさまらない中、施設周辺の清掃や里山再生を続けた結果、周辺の住人にも理解を得られるようになったということを放送してしました。

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