神保町の中国料理の老舗「揚子江菜館」で麻婆豆腐定食と冷やし中華

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 日曜日に徳光和夫さんの路線バスで寄り道の旅を見ていると神保町のすずらん通りにある揚子江菜館というお店が出てきました。創業が明治39年という老舗で神田に現存する中華料理店の中では最も古いお店です。また、番組でも紹介されていましたが、「冷やし中華発祥の店」として有名なお店です。その冷やし中華は昭和8年に生まれました。神田連雀町の「まつや」の蕎麦が二代目の方が好きだったので、「中華そば」で「ざる蕎麦」みたいな料理を、という発想で考案したと紹介されていました。「雲を頂く富士山の四季」をイメージした山高の盛り付けが特徴的です。

 ちょうど、神保町に行く機会があったので、揚子江菜館に行ってみました。

揚子江菜館 神保町

 とても背高のっぽのビルです。

揚子江菜館 神保町

 月曜日の午後1時ごろに入店、お昼休みを過ぎていたので店内は空いていました。

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揚子江菜館

割り箸の袋がとても特徴的です。

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 一番上に名物の冷やし中華のメニューがありました。冷やし中華は1,580円です。

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 こちらはランチサービスメニューです。高級そうなお店にもかかわらず、ランチサービスのメニューは800円台から1000円までととてもリーズナブルでした。麻婆豆腐セット(アサリ入り)、海鮮炒めセット、麻婆ナスセット、青椒肉絲、乾燥大肉セットといったメニューが並んでいました。乾燥大肉とはどんな料理なのでしょう。調べてみると、「とろみの強い八角の効いた中国の角煮でオイスターソースのような中国の味そのもの」というレポートを見つけることができました。いつか食べてみたいです。

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 今回は麻婆豆腐セット(アサリ入り)にしてみました。10分ほどでアサリ入りの麻婆豆腐定食が運ばれてきました。

揚子江菜館 麻婆豆腐定食

 まずは麻婆豆腐をスプーンで食べてみます。とろみの強いあんで食べてから直ぐはそんなに辛くは感じません。しかし、後からジワッと辛みが口の中に広がっていきます。そして、なんといっても具だくさんで、ひき肉と豆腐がたっぷりです。さらにはメニューにも載っているアサリがいい仕事をしていて、味のアクセントになっています。スンドゥブチゲでもそうですが、アサリはいい出汁がでるので、きっとこの麻婆豆腐の奥深い味にも一役かっていると思います。

 セットになっているスープも味が柔らかくてとても美味しいです。

 ごちそうさまでした。

住 所: 東京都千代田区神田神保町1-11-3

     TEL:03-3291-0218

     FAX:03-3291-1490

最寄駅: 神保町駅(半蔵門線、新宿線、三田線)

     A7出口より徒歩1分

 (白山通りに一ツ橋方面へ、一つ目信号で、左折、郵便局真向かい)

【2024/10/01追記】

冷やし中華も食べてきました。確かに富士山のように盛り付けられていて、具沢山。麺は細麺、スープの味は普通の冷やし中華とは違って、酸っぱさが控えめ、どちらかというと日本蕎麦の麺つゆに近い味でした。美味しいです。