聖路加国際病院の人間ドックを受診

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聖路加国際病院

毎年申し込んでいる人間ドックですが、今年も聖路加国際病院の人間ドックを選んでみました。ここの人間ドックは施設が綺麗ですし、また受診者の案内方法もきちんとシステム化されていて、あまり無駄な待ち時間が無いようになっているので、とても良いと思います。今年で4回目になります。

聖路加タワー
聖路加国際病院の人間ドック
★聖路加国際病院で胃カメラをのんだ

今年は朝8時集合ということで案内が来ました。一瞬、クルマで行こうかとも思い、駐車場の施設を調べてみたのですが、1時間あたり400円くらいかかるようです。12時まで診察にかかったとして1600円もかかってしまうと今ひとつコストパフォーマンスが悪いので、電車を使っていくことにしました。また、胃カメラをするときに鎮静剤を注射した場合にはその日はクルマの運転は禁止されていますので、病院にはクルマで行かない方が良さそうです。


人間ドックは聖路加タワーの3階にあります。地下鉄有楽町線の新富町駅から歩いて10分弱です。朝7時30分に人間ドックの待合室に入ることが出来ます。入り口で何時集合かを確認されて、番号札を受け取ります。そして待合室で待っていると、番号札の順番で呼ばれるシステムになっています。

最初に問診を受けます。普段飲んでいる薬はあるか、胃カメラの時に何か異変が見つかった場合には生体検査をしても良いか、今日は何も食べてきていないか等を聞かれます。ここで特に問題が無ければ更衣室へ案内されて、館内着に着替えます。ここからがいよいよ各種の検査になります。

検査の順番については、人によって変えてあるようです。これは、検査項目をうまくばらけさせて、各設備の使用率を均等にし、人の流れを良くするための配慮なのでしょう。バインダーに挟まれた紙を貰うのですが、この紙に検査の順番が書かれています。また、一部の検査項目が混んでしまった場合には、この順番も臨機応変に見直しを行って、一部で渋滞が発生することを出来るだけ防ぐための工夫が行われているようです。

また、随所に係の人が配置されていて、受診者の流れを常に見守っています。そして、各診察が終わった人を正しく次に案内しています。さらにIT化も進んでいて、各検査項目で打ち込んだ検査結果については個々にデータベースに登録されていくのは当然として、検査の順番に従って、次の検査項目の場所に「次にこの患者が行くよ」という情報が流れているようです。検査項目を受けようと検査室の前の椅子で座って待っていると、「xxxさん、検査室の中へどうぞ。○○さんで間違えありませんね」という感じで案内されます。

今回、もっとも凄いなと思ったのは、胃カメラを操作してくれたお医者さんです。ちょっと怖そうな年配の人だったので、最初は「やばい、外れた」と思ったのですが、実際に検査が始まってみると、とても機器の操作がうまくて、とても楽に胃カメラの検査を受けることが出来ました。

また、検査そのものもとても丁寧に実施していただき、実際に胃の中の映像を見せてくれながら、胃の中に紫色の液体を噴射しつつ検査を続けていただきました。今までこんなに時間をかけて丁寧に検査をしてもらったことがありません。とても感謝しています。

胃カメラが最後の検査なのですが、その胃カメラが終わった後に30分ほどすると、喉にかけた麻酔が切れて、軽食を食べられるようになります。私の場合は胃カメラが9時頃に終わって9時30分頃に食事が出来る状態になりました。朝から水さえ飲んでいないので、軽食が付いているというのはとても嬉しい配慮です。

サンドイッチ、サラダ、スープを食べることが出来ます。また、ドリンクバーのコーナーではコーヒー、紅茶、牛乳、トマトジュース、オレンジジュースなどを自由に選んで飲むことが出来るほか、パン(クルミパン、バターロール、よもぎパン)やヨーグルトなどを追加で食べることも出来るようになっていました。

その後、10時30分から医師による結果説明を受けます。このときには血液検査、検便、検尿の結果も含めてほとんどの結果が出ています。すばらしい施設だと思います。今回も特に異常は見つかりませんでした。その後、看護師の人から今度は生活習慣に関する指導があります。事前に問診票で朝食、昼食、夕食のメニューを提出しているのですが、この栄養やカロリーに関して分析されてグラフがモニター画面に出てきます。この内容と検査結果をもとに指導が行われます。

11時前にはすべてが終わりました。

【2014/02/15追記】

プロジェクトXの昔の番組を見ていたところ、地下鉄サリン事件の対応に関して特集されていました。その中で登場したのが聖路加タワーです。こちらの聖路加タワーは商業的に儲かるようにベッドを詰め込むようなつくりにせずに、ロビーをとても広くとったり、礼拝堂を作ったり、また至る所に酸素が供給できるように配管やコネクタを整えたりしていたそうです。これは、当時の院長が戦争時の治療を経験しており、大きな災害が発生してたくさんの患者がこの聖路加国際病院に集まったときにも整然と対応できるように建物を設計したためなのだそうです。単に豪華に作られているだけだと思っていたのですが、このような配慮が行われていることまでには気がつきませんでした。

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