長崎に行った機会に大正14年(1925年)創業の九州最古の喫茶店「ツル茶ん」へ行ってみました。初代店主が考案した食べるミルクセーキやトルコライスが名物のお店です。
1925年の創業前には東洋日之出新聞社の社屋があったそうです。昭和に入り、昭和元年には自家製アイスクリームが大人気となり、昭和2年に生洋菓子を紹介、昭和3年にはシャーベット状の長崎風ミルクセーキを考案発売しています。
さらに昭和10年には長崎で初めてランチを提供、その後、戦争のために一時的にお店を閉めて、昭和22年にツル茶んは営業を再開しました。大正、昭和時代のツル茶んはブルジョアや文化人、知識人でとても賑わいフランスの社交場のような雰囲気に満ち溢れていました。
昭和32年にはトルコライスが登場、その時代のニーズに応じて新しい商品を提供してきたことが、お店が長年にわたって営業してきた秘訣なのでしょう。
祝日の午後3時頃に訪問しました。幸いなことに空いていて、すぐに案内してもらえました。
こちらがメニューになります。
トルコライスがいろいろあるのが分かります。昔懐かしトルコライスのほか、新商品のジパングトルコも気になります。
こちらがメニューの裏側です。
元祖長崎風ミルクセーキがありました。小さいハーフミルクセーキもあるのですが、こちらは食事を食べた人専用です。そこで、780円のミルクセーキを注文しました。
こちらになります。
食べるミルクセーキの名の通り、シャーベット状になっていて、カップから上にそそり立っています。
食べてみると、これが期待通りの美味しさ、暑い日にピッタリです。
ご馳走様でした。
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