所沢の航空記念公園に行った後、まだ時間に余裕があったので、埼玉県の富士見市にある水子貝塚公園に行ってきました。航空公園からは10Kmほど離れています。こちらの水子貝塚は縄文時代を代表する貝塚として昭和44年に国の史跡に指定されて、平成6年には縄文ふれあい広場 水子貝塚公園として開園しました。
表通りに面している駐車場はそんなに大きくなくて、クルマが一杯になってしまっていました。しかし、その駐車場の横に別の場所にある駐車場の案内図があり、そちらにクルマを回してみると、十分に大きな駐車場でクルマを停めることができました。無料です。
ラフェスタを停めた後、さっそく公園へと向かいます。なぜ、海のない埼玉に貝塚があるのかまずは気になるのですが、縄文時代には東京湾が埼玉県まで入り組んでいて、こちらは海岸沿いだったために貝塚があります。
上の地図で過去の海域をみると、川越、浦和、幸手、栗橋の近くまでが海だったことが分かります。
公園の中には竪穴住居と竪穴住居の骨組みが展示されています。
何となく、茅葺きの屋根が地面の上に直接置いてあるような印象の住居です。
そして、こちらが竪穴式住居の骨組みになります。
竪穴住居の中の一つは当時の生活の様子が再現されていて、竪穴式住居の入口から内部の様子を観察することができます。外から見るおりも意外と家の中は大きいように感じました。
こちらの水子貝塚では約50の小貝塚が約160メートル径の環状に並んでいます。発掘調査された小貝塚の貝層の下からは、それぞれで竪穴住居跡が発見されています。したがって、廃棄された竪穴住居の跡地を利用して貝塚となったと考えられています。そのため、小貝塚の分布を見れば集落の規模を知ることができます。
また、公園の一角には水子貝塚展示館があります。
水子貝塚公園(資料館)
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