ぐるっとパス2025を使って、東京都世田谷区にある長谷川町子美術館および長谷川町子記念館に行ってきました。長谷川町子さんは、サザエさんのほか、いじわるばあさん、エプロンおばさんなど、たくさんの有名な作品があります。
今回は7月の三連休最終日、午前10時半頃に着きました。毎週月曜日は本来はお休みなのですが、5月5日と7月21日は開館と公式サイトで案内されていました。予め公式サイトで休館日を確認することをお勧めします。
この日は幸いなことに4台分ほどしかない美術館の駐車場が空いていたので、直ぐにクルマを停めることができました。もし、こちらの駐車場が満車のときは周辺のコインパーキングに停める形になります。
こちらが長谷川町子美術館です。
長谷川町子美術館の前の道は「サザエさん通り」という名前がついていました。
チケットは美術館で販売しています。一つのチケットで長谷川町子美術館と記念館の両方に入ることができます。入館料は大人900円でした。ぐるっとパスを利用するときにも美術館で受付をしてくれます。また、記念館にはミュージアムショップとカフェがあります。ミュージアムショップとカフェのみを利用するときにはチケットは必要ありません。
最初に美術館から見学しました。こちらの美術館は1985年に長谷川美術館として開館してから40年の歴史があります。もともとはこちらの土地には、姉妹社の書庫・流通センターがありました。美術館では長谷川町子さんと姉の長谷川毬子さんが集めた美術品を展示している個人美術館です。
美術館の館内は写真撮影が禁止です。女性のお手洗いの鏡には、サザエさんの髪の毛部分のシルエットがあるので、うまくはめると、サザエさんになれます。
今回は収蔵コレクション展の「牡丹に魅せられて」が特集されていました。この7月21日までの展示だったようです。
また、美術品の展示だけではなく、2階の部屋の一つでは、サザエさんに関する展示が行われていました。漫画の原画や磯野家の間取りがわかるミニチュア、サザエさんのアニメ映像の放送が行われています。
次に長谷川町子記念館へと行きました。こちらは2020年に開館しました。
長谷川町子さんにサザエさんといじわるばあさんが左右から耳打ちしています。
記念館は一部のエリアが撮影可能でした。こちらは記念館開館時のごあいさつです。
サザエさんの家系図もあります。
こちらはエプロンおばさんの登場人物相関図です。
こちらは、いじわるばあさんの家系図です。
1階の奥の部屋に続く通路にはこのような展示があります。サザエさんのキャラクターが古い頃のものなのでしょう。今とはかなり雰囲気が異なります。
こちらは昭和30年代はじめ頃でしょうか、お茶の間の雰囲気が再現されています。ブラウン管型テレビはもちろん、足踏みミシン、ちゃぶ台なども懐かしい感じです。この頃は娯楽が少なかったので家族みんなでちゃぶ台を囲んでテレビを観ていました。
こちらの落書きは上からプロジェクターで照射されています。徐々に落書きが書き足されていったり、急に消えたりするので面白いです。
こちらの、ケンケンパーの輪っかもプロジェクターで照射されています。
こちらは座って絵本を読むことができます。
長谷川町子さんの作品の数々です。
2階に上るときにエレベーターを使ったのですが、ドアの内側にこんな細工があります。
こちらが2階の企画展「新やじきた道中記」の入口です。こちらも、この日が最終日でした。
長谷川町子さんが、やじきた道中記という作品を作られていたことを知らなかったのですが、ほのぼのとした作品でした。原作では旅の目的がお伊勢参りになっているようですが、長谷川町子さんの作品の目的地は大阪まで遊びに行くという設定になっています。旅の途中では江戸時代のサザエさん一家が登場します。また、1952年には大映が本作品を映画化しています。
美術館の隣は、サザエさん公園があります。
ずいぶん久しぶりにこちらには来たのですが、展示をゆっくりと見ることができて良かったです。
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