青梅鉄道公園には1872年の日本初の鉄道開業の際にイギリスから輸入された蒸気機関車の中の一つ、110型蒸気機関車が展示されています。当時輸入された蒸気機関車の中で最も小柄な機関車であったそうです。
当時は3号の番号がついていたので3号機関車とも呼ばれています。なお、鉄道博物館には150型蒸気機関車(1号機関車)が展示されています。
Wikipediaによれば1924年(1923年?)の廃車後には大宮工場内にあった「鉄道参考品陳列所」に保存されたと書かれています。そして、職員の研修用および一般の来所者の学習用に車体の右側を切開してボイラーなどの構造が判るようになっています。現在も青梅鉄道公園に展示されている機関車は右反面が切開された状態のままで展示されています。
以前はこの車両も屋根の無い状態で雨ざらしの展示になっていましたが、現在ではきちんと屋根が設置されました。一時期は切開された部分の腐食を食い止めるためにビニールシートが被せられている時期もありましたので、こうやってきちんと屋根が設置されたことは素晴らしいことだと思います。
コメント