秩父へ一泊で旅行に行った際に、秩父名物の、わらじかつ丼を食べました。秩父ではいろいろなお店で、わらじかつ丼を食べることが出来るようですが、やはり元祖の安田屋で食べたいところです。
今回は西武秩父駅近くにあるホテルルートイン秩父に泊まったのですが、そこから歩いて10分弱のところに安田屋の支店があることを知り、そこへ行ってみました。(本当は安田屋は小鹿野町にある店舗が有名です)
ホテルにチェックインしたのは午後4時過ぎで、その後、すぐにお店まで歩いてみました。彩甲斐街道をずっと大滝方面に向かって歩く形になります。
途中で右手には「秩父名物 豚みそ丼本舗 お食事処 野さか」がありました。ちょうど、お昼の営業と夜の営業の間だったようで、お店は閉まっていました。
今度はこちらで豚みそ丼も食べてみたいところです。今回はそのままお店の前を通り過ぎて、安田屋を目指します。
やがて西武秩父線の高架下をくぐり、秩父鉄道の踏切を渡って、安田屋が見えてきました。最初に「営業中」と書かれた赤いのぼりが見えてきました。この安田屋、とても有名ではあるのですが、正直、そんなに綺麗なお店ではありません。
こちらがお店の全景です。看板には名代小鹿野安田屋秩父店という文字があります。
安田屋が創業したのは昭和の初めです。肉屋を営みながら飲食店を開いたのが始まりだそうです。創業当初はコロッケ丼やオムレツ丼があったようですが、やはり人気があるのは「かつ丼」でした。東京では「かつ丼」と聞くと、カツを卵でとじた丼を想像しますが、山梨県でもこれを煮かつ丼と呼んでいて、かつ丼はソースかつ丼のようにカツがご飯の上に載っているタイプのものを呼びます。秩父でも同様の呼び方だったのかもしれません。当時、食事に来た秩父市の米業者の人が「大きいカツが2枚あって、わらじのようだから、わらじかつ丼にしたら」と言ったのが命名の由来だと、埼玉新聞で紹介されていました。
メニューは2つだけ。わらじかつが1つ入った「わらじかつ丼」は650円、2枚入った「わらじかつ丼」は900円です。(2021年9月3日時点では、1枚860円、2枚1,080円です)
今回は、長瀞で流しそうめんをたくさん食べたあとで、そんなにお腹がすいていませんでしたので、わらじかつ丼の弁当をホテルに買って帰ることにしました。もちろん、かつが2枚入ったものを注文しました。
https://trip.painfo.net/2010/08/post-350.html
そして、ホテルに戻って、わらじかつ丼とご対面です。
蓋をあけてみると、ドーンと大きなかつがお目見えしました。2枚のかつが折り重なるようにして入っています。
写真で見ると、大きさがよく判らないので、横にiPhoneを並べてみました。
食べてみると、かつは少し、しっとりとした食感です。ソースがよく馴染んでいて、なんだかスナック菓子のような感じもしました。肉はそれほど厚くはなく、とても食べやすいです。ご飯にもタレがよくしみこんでいて、これもまた美味しかったです。何故、ご当地名物になったのかがよく判る一品でした。満足です。
【2019/04/06追記】
先日、テレビを見ていると秩父の特集をやっていて、こちらの「わらじカツ丼」が登場しました。最近、こちらのお店に行っていないので、近いうちにまた行きたいと思います。
秩父では、安田屋以外でもわらじかつ丼を食べています。それぞれ、こちらで紹介しています。
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