武甲山資料館に行ったところ、全部で3種類の秩父の博物館をまわってスタンプを集めるとTシャツをもらえるというキャンペーンを実施していましたので、せっかくなので、秩父の博物館巡りをしてみました。武甲山資料館に関しては、こちらでレポートしています。
武甲山資料館からクルマで行けば比較的近いところにあるのが、この「酒づくりの森秩父錦酒蔵資料館」です。約5.5Kmの距離でクルマで行くと15分ほどです。資料館の入場料は大人200円でした。(お土産などを購入できる酒蔵見学観光物産館は無料で入場できます)
こちらの酒蔵では、秩父の日本酒、秩父錦が作られています。江戸中期の寛延2年(1749年)に初代・矢尾喜兵衛が近江からこの秩父大宮郷(現在の秩父市)に来て屋号「升屋利兵衛」を開業したのが始まりとのことです。こちらの資料館には270年以上の歴史を物語る酒造りの道具や資料などが展示されています。
中に入ると酒林(杉玉)がありました。
杉玉とは、スギの葉の穂先を集めてボール状にしたもので、酒林とも呼ばれます。日本酒の造り酒屋などの軒先に緑の杉玉を吊すことで、新酒が出来たことを知らせます。2月から6月頃は緑色で新酒の季節、初夏から夏頃にかけては薄い緑で夏酒、秋頃には枯れた茶色でひやおろしの季節という形で、日本酒造りの時期と杉玉の色は同調します。
続いて2階の展示室へとあがっていきます。秩父錦の源流をたどっていくと、矢尾喜兵衛が寛延2年(1749年)8月、この秩父大宮郷上町に屋号「枡屋利兵衛」を掲げて酒造業を始めたときまで遡ります。その後呉服、食料品、雑貨類の販売を兼ね、天保年間には秩父絹(太織)の買継業を兼営するなど、今も秩父にある矢尾百貨店へとつながっていきます。
一方で秩父錦については意外と歴史は浅く、1971年に「秩父錦」が発売されたのが始まりです。
酒屋の勘定をするところが再現されていました。
さらに、展示室へと進んでいきます。
お酒を造っているところが展示されていました。
酒蔵見学観光物産館の物産コーナーでは、地酒『秩父錦』、秩父焼酎、リキュール『秩父の梅酒』、秩父の選りすぐりの特産品が販売されていますので、お土産を購入するのにも向いています。
こちらが公式サイトです。
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