つくばのエキスポセンターに行って、2時間ほどを過ごしたあと、今度は国土地理院で運営している地図と測量の科学館に行ってきました。
つくばエキスポセンターのレポートはこちらです。
日本では初めての地図と測量に関する総合展示施設と紹介されていました。伊能忠敬の記念館にも地図と測量に関する色々な展示がありました(伊能忠敬の記念館に行ってきました)ので、日本では初めてのという部分が?ですが、エキスポセンターからもそんなに離れていないようなので行ってみることにしました。
国土地理院の正面の入口からクルマで入ると、守衛さんのところで受付をしなければいけないと思っていたのですが、そのまま通してくれました。向かって右側が地図と測量の科学館に来たお客さんの専用駐車場です。非常に空いていました。
ラフェスタを停めたあと、科学館の入口に向かいます。
この施設は無料ですが、建物に入ったところにある受付で簡単な受付をする必要がありました。そこでパンフレットを引き替えにくれます。玄関から入ったところのロビーは吹き抜けのとても広い空間になっています。
玄関ロビーの向こう側には地球ひろばという大きな芝生の広場があります。こちらには国土地理院が保有していた測量用航空機の「くにかぜ」や高てんぴょうが展示されています。
測量用航空機の「くにかぜ」は1960年から1983年まで航空測量で活躍しました。飛行距離は223000Kmにも及ぶそうです。
高覘標は数10Km離れた三角点間を測量するときに、この高てんぴょうという櫓を建てていました。
宮沢賢治の銀河鉄道の夜の中に光り輝く三角標が汽車から見えますが、この高覘標がモデルになっているようです。宮沢賢治の時代にこの櫓を組んで全国で測量をしていたのだそうです。
館内は東京の明治10年の地図と平成10年の地図の比較や、古地図、測量に使う道具の展示などがありました。
こちらは古代の人が北極星の高度がその地点の井戸を示すことを利用して測量の基礎を築いてきたことを体験することが出来る装置です。
そのほかにも、パソコンを使った体験型の展示なども揃っていました。子どもはかなり喜んでいました。地図だけに特化した科学館としては、よく出来ているのではないかと思います。
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