嵐山の菅谷館跡に行ったあと、まだ時間の余裕があったので、埼玉県平和資料館というところにも行ってみました。東武東上線の高坂駅の方にあります。こちらの駐車場はそれなりの広さの駐車場なのですが、なんだかたくさんのクルマが停まっていました。
自転車の手入れをしている人がたくさんいます。ここを拠点にしてサイクリングを楽しんでいる人がたくさんいるようです。駐車場がほぼ満杯になってしまっていましたので、平和資料館に行く人がクルマを停められないということも出てきそうでちょっと心配になりました。私が行った際には1台分の駐車スペースがありましたので、そちらにラフェスタを駐車しました。
そこから平和資料館へは坂道を上っていく形になります。やがて、埼玉県平和資料館の建物が見えてきます。
こちらは大人の入館料は100円になっています。
常設展示は廊下から曲がっていったところにあるタイムトンネルをくぐっていったところから始まります。このタイムトンネルは動く歩道のようになっていて、徐々にまわりのモニターに昭和の映像が流されていくようになります。
そして、タイムトンネルを抜けると、そこからは戦争への道という展示が始まります。こちらでは世界の情勢や強まる日本の軍国主義、戦時体制と暮らしといった展示があります。また、戦前の住宅の展示もありました。ちゃぶ台の上には当時の料理も再現されています。
その展示物と反対側には戦時下の教室が再現されていました。小学校の教室がまるまる一つ再現されています。時間になると、プロジェクターが下りてきて、国民学校で終身の授業を受けてみたり、また敵機が空襲で近づいてきたときの様子を再現していました。空襲警報が鳴ったら、防空壕に逃げます。教室から外に出ると、そこには本当に防空壕が準備されています。そんなに防空壕の中は広くはありません。
防空壕の横には戦時下の住宅の様子も展示されていました。やはり戦前よりもちゃぶ台の上に並んでいる料理は質素になってしまっています。また、空襲警報が発令されたときのために、ランプの周りを覆うための覆いも展示されています。苦しかった当時の様子がわかるようになっています。
その奥には太平洋戦争に関する展示があります。そして、戦争の終わりというコーナーでは三面マルチ画像で敗戦に向かっていく状況を説明していました。
展示を見て回ったあとには展望塔がありました。非常に立派な展望塔です。
この展望塔はエレベーターで上へ登っていくことが出来ます。
エレベーターで上ると海抜147.5メートルの高さまで行くことが出来ます。展望台の上では360度の展望が開けています。また、望遠鏡も無料で使うことが出来るようになっていました。
この日は時間も遅かったので館内で上映されている映画も見ることが出来ませんでした。平和資料館オリジナルの「青い目の人形物語」というアニメーションなどが放映されています。青い目の人形に関してはこちら(越谷市立大沢小学校/青い目の人形)に詳しい解説がありました。
今度はもう少し時間があるときにゆっくり見て回りたいと思います。
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