三崎の街を歩いていると、「チャッキラコ 三崎昭和館」という看板がありました。いったい、何があるのだろうと、その看板の方向に行ってみると、昔からある蔵のようなところで、昭和の時代のものをいろいろ展示しているようです。入場料金は無料でした。
こちらの建物は平成14年ごろまで営業していた、元々は伊勢六という屋号で江戸時代の末期から米、酒を扱う地元の豪商として知られていた方がお店を開いていました。
玄関から中に入ってみると、係の人が挨拶をしてくれました。靴を脱いで中に入ります。そのまま奥に行ってみると、台所がありました。大きな竈があります。
こちらは、うどんを作る機械だそうです。
こちらは居間です。「ちゃぶ台」が置いてあります。テレビも昔の白黒テレビです。火鉢や黒電話、蓄音機などが置いてあります。
こちらは蔵の中です。2階もあるようでしたが、階段は上れないようになっていました。
昔の8mmカメラなども展示されています。
なぜか大型液晶テレビが置いてある部屋もありました。
チャッキラコとは毎年一月十五日の小正月に三浦市三崎の仲崎地区や海南神社で豊漁、豊作や商売繁盛などを祈願する女性のみで踊られる民俗芸能の一つです。その起源は江戸時代まで遡るそうです。
三浦三崎に長く伝わるチャッキラコは昭和39年に結成された、ちゃっきらこ保存会により継承されています。
【2020/10/25追記】
三崎昭和館と一緒に2010年3月に開館した三浦ガラス工芸館「kirari」が残念ながら閉館しました。新型コロナウイルス感染拡大の影響で観光客が激減したため、営業を続けることが困難になってしまいました。
コメント