大多喜の観光案内所に行った際、色々な観光パンフレットの中に「ポッポの丘」と書かれているパンフレットがありました。
ファームリゾートISUMI鶏卵牧場というところが運営している「いすみポッポの丘」というところに行ってきました。
もともと、養鶏場であった場所を改装して、「いずみポッポの丘」として開園したようです。こちらの社長さんは鉄道に最初は興味がそれほど無かったものの、2010年8月に、いすみ鉄道の社長と知り合いになった際に、鉄道車両(いすみ204)を200万円で購入したそうです。それに合わせて国吉から9Kmの運搬をするのにさらに200万円が必要だったそうです。
こちらの施設は住所がカーナビに登録されていませんでしたので、まだ、新しい施設なのかもしれません。いつもと同じように一番近そうな住所を選択し、現地に向かいました。
色々看板も出ていますし、丘の上にありますので、近くまで行けば、分かります。坂を上っていくと、少し広くなっている場所にでました。クルマは10台以上は余裕でとめられそうです。従業員のクルマと思われるものと合わせて、5台ほどのクルマがとまっていました。
駐車スペースの横には、車両があります。
*いすみ鉄道の「いすみ204号」
*北陸鉄道石川線のモハ3752
*富山県高岡市内を走っていた万葉線の路面電車 デ7052
の三両がありました。それぞれの社内では、近隣の名産や、いすみ鉄道にかんするお土産、産みたて卵などが売られています。
いすみ鉄道の204号
こちらが、いすみ204号です。
いすみ鉄道が1988年に開業したときに導入された気動車です。導入当初はいすみ100形という名前でセミクロスシートの車両でした。その後、ロングシートに改造した際にいすみ200形となっています。
北陸鉄道のモハ3752
こちらが北陸鉄道の車両です。
北陸鉄道が1951年に導入した車両で2007年に廃車になりました。導入当初はモハ5002型でしたが、1966年に貫通扉の設置と制御器、主電動機の交換を実施した際にモハ3750形に改められました。
こちらは車両の中の様子です。
また、木でできたログハウス風の建物の中でも、お土産になりそうなものが販売されていました。
車両の中では、万葉線を走っていた路面電車が中心の車両のようで、こちらにはまるで家庭用のようなクーラーが設置されていました。
卵の販売
こちらの車両の中では卵がいろいろ売られています。産みたてたまごを買いました。1個20円です。他に庭先玉子というのもありました。庭先で放し飼いにしている鶏が産んだ玉子でしょうか。値段は高めの設定になっています。
また、わけあり玉子というものもあり、こちらは詰め放題で800円という企画もありました。
もし、近くに行く機会があれば、寄ってみても良いかもしれません。
【2017/11/06追記】
羊蹄丸内の展示車両まで
東洋経済の記事をみると、車両がその後もどんどん増えているそうです。お台場の船の科学館横で展示されていた青函連絡船の羊蹄丸内にあった車両までもが展示されているというので驚きます。
また、機会を作って、ポッポの丘に行きたいと思います。
【2021/04/24追記】
アド街に登場
テレビ東京のアド街を見ていたら、いすみ市の特集でした。その中にこちらのポッポの丘がランキングされていました。こちらのオーナーの方はもともとは鉄道ファンというわけではなかったそうなのですが、いすみ鉄道で廃車になる黄色い車両を買い取ってこちらに設置したところからスタートしました。
テレビで見ると私が訪問したときよりも車両の種類が大きく増えていて、例えばブルートレインまでもが展示されていたことには驚いてしまいました。
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