高知県安芸市の岩崎弥太郎の生家に行った際に、野良時計や武家屋敷などが近くにあることを知り、寄ってみました。この安芸市土居地区に土居廓中という武家屋敷が立ち並ぶ一角があります。現在残っている建物の中で古いものは1830年ごろ(天保)と推定されています。この土居廓中には約40戸の屋敷が残っています。
一方、生活面での知恵として、風通しが良くなるように、縁側が北南の両側に設けられています。この他にも、戸の開閉やささいな箇所等に「昔の人って頭が良い!」と感心します。実際に、確認されてみると面白いと思いますよ。特に、建築関係に興味のある方にはお勧めです。
野良時計の近くに大きな市営の駐車場があります。こちらにクルマを停めて野良時計を見学した後に武家屋敷まで歩いて行きました。
童謡「叱られて」の歌碑がありました。
いかにも武家屋敷がありそうな雰囲気になってきました。
ここで曲がったところに、一般公開されている武家屋敷があります。
野村家というところが公開されていました。無料で入ることができます。金沢の武家屋敷は有料でしたので、なんとなく嬉しいです。
大きな門をくぐると、玄関横にもう一つの門があります。こちらは「塀重門」と呼ばれていて、敵の襲撃を防ぐために設けられているそうです。
玄関は三畳という狭さになっています。これは、いざというときに敵が立ち回り困難になるように、あえて狭く作られています。確かにこんなに狭いと刀を振り回すことができません。
こちらの住宅には風通しを良くするための工夫があります。縁側が北側、南側の両方にあります。
納戸の奥に居間が見えます。
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