ららぽーと富士見で買い物をしたあと、クルマで5分ほどのところにある水子貝塚公園というところに行きました。
こちらには駐車場があり、十数台程度のクルマを停めることができるのですが、この日はとても混雑していました。奥の方に空いているスペースがあったので、そちらにクルマを停めました。
公園の広場を見てみると、たくさんの子どもと親たちが誰かの話を聞いています。何の話を聞いているかと思えば、マラソン選手の話を聞いていました。何かのイベントが開催されていたようです。
埼玉県の富士見市に貝塚があるのは何だか海もないのに不思議な感じがします。展示館の中で映像を流していましたので、その内容を見ていると、その不思議がよくわかりました。
氷河期が終わって地球が暖かくなったときに氷河が溶けて海面が上がり、縄文時代の富士見市には海があったそうです。古入間湾が富士見市まで張り出していました。こちらが当時の海がどこまで張り出していたかが判る地図です。
こちらが展示館になります。本物の貝塚の標本などが展示されています。
このような形で動画が放映されています。
こちらの貝塚公園からはたくさんの貝塚が見つかったようですが、200年程度の年月を通じて形成されたのだそうです。
村の住居も環状に広がっており、村民の間で大きな上下関係はなかったのではないかと想定されています。
住居跡を観察すると、家族が増えたことに伴い、増築した様子もあるそうです。また、近くに建物を建て替えることもあり、元の家があった場所に残った穴に貝を捨てることにより貝塚が形成されたと紹介されていました。
縄文時代は狩猟が中心になっていて、食料が手に入ったり手に入らなかったりして、飢餓に苦しめられたこともあったと習った覚えがありますが、このように貝がたくさん取れるところでは比較的安定した生活が送れたのかもしれません。
広場に行くと縄文時代の竪穴式住居が復元されています。こちらは二号復元住居です。
約5500年前という縄文時代前期の貝塚が発見された国指定史跡の公園、なかなか見応えがありました。
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