徳島に旅行に行った際、大塚国際美術館の見学が終わったあと、飛行機までにかなりの余裕があったので、足を伸ばして、うだつの町並みまで行ってみました。
鳴門市からは高速道路を使って一時間ほどで着きました。車は道の駅 藍ランドうだつに停めました。駐車場は結構混雑していますが、ちょうど出る車があったので直ぐに停めることができました。
この道の駅、駐車場とトイレはあるのですが、なぜか食事ができる場所や売店が見当たりません。
実は少し離れたところに道の駅の施設がありました。
こちらが道の駅の食堂、藍蔵レストランになります。
スイーツも扱っています。
こちらがランチメニューです。
道の駅 藍ランドうだつの売店の営業時間は、午前9時から午後5時半までです。またレストランは午前11時から午後2時までとなっています。
うだつの街並
うだつの町並みを形成している各建物は普通の民家もありますが、このようにお店をやっている建物もあります。こちらでは、郷土料理を食べたり、喫茶を楽しむことができます。
駐車場は混雑していましたが、うだつの町並みはひっそりとしていました。
ただ、よくこんな町並みがそのままの形で残っていたと驚いてしまうような光景です。歴史的な風景という意味では信州でみた奈良井宿に近いかもしれません。
白壁が印象的です。
ワタル珈琲という喫茶店もありました。珍しい水信玄餅を500円で扱っていました。山梨県だったと思いますが、テレビの特集で凄い行列の先で売っていたのをみたことがあります。水信玄餅は出荷することができないので、作っている場所でしか食べることができないとテレビでは紹介していました。
今まで、「うだつ」が何を意味しているのか知らなかったのですが、二階の壁面から突き出した漆喰塗りの壁のことを指すのだそうです。この壁があることで、火除けの役目を果たしてくれます。裕福な商家などでこの「うだつ」を設けていたことから、なかなか出世できない人などのことを、「うだつが上がらない」と言ったのだそうです。
こちらの「うだつ」が構造としてよく分かりました。
やはり大塚の創業の地ということで、自動販売機は大塚でした。
道がY字に分かれるところに井戸がありました。
うだつがどういう構造になっているのか、分解したものがありました。
上は松屋小径という細い路地があります。こちらは昭和に入って小料理屋ができて、大変に賑わったそうです。
ボンカレーの宣伝が懐かしいです。徳島県は大塚食品グループ発祥の地です。
脇町劇場
脇町劇場というところが、うだつの町並みの近くにあるので寄ってみました。オデヲン座の名前も付いています。
脇町劇場は1933年に脇町に劇場を作ることが提唱され、翌年西洋モダン風の外観で、回り舞台や奈落などの設備を整えた本格的な劇場としてオープンしました。
戦前には歌舞伎や浪曲の上演、戦後には歌謡ショーや映画の上映が行われていたそうです。
その後、映画の斜陽化と建物の老朽化が重なり取り壊される予定でしたが、山田洋次監督の「虹をつかむ男」のロケ地として利用されたことがきっかけで、平成11年に町指定文化財として昭和初期の姿に修復されて一般公開されることになったそうです。
オデヲン座の横には見学者用の駐車場もありました。今回は車の中から外観を見るだけにとどめましたが、館内は有料で見学ができるようです。
【2023/11/19追記】
うだつの街並を再訪問
また、JALの「どこかにマイル」で徳島行が決まったので、11月に二泊三日で行ってきました。一日目は高松周辺を観光、二日目は大塚国際美術館を見学、三日目はかずら橋や大歩危小歩危を観光したあと、うだつの街並に寄ってみました。
道の駅の駐車場は混雑していたので、川を挟んで東側にある美馬市地域交流センター ミライズというところの駐車場に車を停めました。平面駐車場以外に地下駐車場もあり、余裕があります。
とても驚いたのですが、こちらの建物の中には、大きなスーパーマーケットがあります。車の出入りが多いことを不思議に思っていたのですが、これで分かりました。徳島の名産品も扱っているので、寄ってみると記念になるかもしれません。
うだつの街並は前回来たときと同じ雰囲気で、観光客がそれぞれ気ままに散策していました。昔ながらの町並みで心が癒やされて良いところだと思います。
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