東京都内でももっとも西にあたる奥多摩町を訪れる観光客が増えていることがNHKニュースで紹介されていました。東京都は新型コロナウイルスの感染者数も多く、GOTOキャンペーンの対象からも外されてしまったため、特に都民が比較的近いところで涼を求めて訪問しているようです。
また、先日放送されたテレビ東京のアド街ック天国でも奥多摩を紹介していたため、これも大きく影響しているのでしょう。特に奥多摩町は面積が東京都の1/10を占めるほど大きいのに、人口は少ないので、ソーシャルディスタンスを保ちやすいと紹介したことも観光客が殺到している原因の一つと思われます。
たしかに奥多摩町は面積が広いのですが、道路は整備されていないところが多いです。例えば、番組でも紹介された日原鍾乳洞へ続くおよそ10Kmの一本道は激しい渋滞が発生しました。鍾乳洞近くの駐車場収容能力に限りがある上、道自体も狭いところが多いのですぐに渋滞になってしまいます。この渋滞のために、地域住民の足にもなっている路線バスが運休せざるをえなくなったり、介護事業者が介護が必要な住宅に行くことがてきなくなつたりしました。
日原鍾乳洞の公式サイトを見ると2018年のお知らせの中で、8月の旧盆休みには駐車待ち(1時間〜3時間)等で渋滞となるという注意書きがありました。例年発生している渋滞が、今年はそれを大幅に上回るものになったということなのでしょう。
町では鍾乳洞の駐車場が満車になった時点で約7キロメートル手前で車での通行を控えるように呼びかけるようにしました。8月21日は午前11時過ぎには駐車場が満車になってしまったそうです。
アド街でも自動車ではなく公共交通機関で奥多摩に行くように呼びかけたり等、一定の配慮が必要であったのかもしれません。
奥多摩町の公式サイトには新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けた呼びかけはありましたが、渋滞防止に向けたお知らせは見当たりませんでした。(さらに調べてみると、奥多摩町が緊急情報として公開している情報の中に日原鍾乳洞へ続く道が入場制限になった事実だけを説明する情報がありました)
【2020/09/21追記】
2020秋の奥多摩へお座敷列車運行
JR東日本が川崎や三鷹から奥多摩に向かうお座敷列車の臨時列車の運行を始めます。三鷹発着は10月17日から25日の土日、川崎発着は10月31日から11月3日の土日祝日運転です。
新型コロナウイルス感染拡大防止のために座席数は152席から半分程度にします。
【2021/02/23追記】
もえぎの湯は臨時休館
奥多摩温泉もえぎの湯は2021年2月22日から3月1日まで施設工事のために臨時休館です。
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