先日、テレビを見ているときに飯能にディスカウント価格のスーパーマーケットができたことを報道していました。フーコットというヤオコー系列のお店で決済は現金のみ、極力広告宣伝費も使わずにその分安く販売していることに特化しているとのことです。
ほかにも安くする工夫として、商品の品出しは開店前の一回だけ、陳列が終わってしまったら、品出し担当の店員さんは帰ってしまうのだそうです。普通のスーパーマーケットであれば、品出しは1日3回行うので、品出し担当の店員さんを長時間にわたって確保する必要がありますが、フーコットはその必要がないので人件費を削減できるということでした。
したがって、たくさんの商品を陳列できるスペースが必要になるため、地価が高いところではなく、郊外に出店する戦略をとっています。例えば、バナナであれば1000房を朝の段階で陳列してしまうということでした。
一号店が飯能で昭島市にも開店する準備を進めているようです。
フーコットの駐車場は混雑
日曜日の午前11時頃に行きました。駐車場は大変に混み合っています。ちょうど出る車がいたので、すぐに車を停めることができました。ダイソーの建物の方がどちらかというと駐車場が空いていました。
フーコット店内は激安価格
入口から入ると通常のスーパーと同じように野菜や果物が並べられていました。よく、ほかのスーパーだとチラシの特売品のような値段で商品が並んでいました。ただ、レタスは一つ158円など、気候等の影響で高い野菜はやっぱり高いです。
魚の方も小さなスーパーでは扱っていないような魚も含めて豊富に商品が準備されていました。肉も同様です。
500mlのペットボトルは冷蔵ケースはなく、箱のまま縦積みされている商品も多いです。
こちらのスーパーのレビューをみると、商品が少なくて品薄になっているという指摘がありましたが、今回は豊富に商品がありました。
カートは2台のカゴを搭載できるコンパクトなタイプ、コストコの大きなカートと比較すると通路を移動しやすいです。
ロピアのように音楽がかかっているようなこともなく、お客さんは整然と買い物をしていました。全体的に秩序だっていて、買い物しやすいのが特徴です。
今回はピザ、鯵の干物、カツオのたたき、みかん、牛乳など、リーズナブルな商品をカゴに入れていき5000円ほどの買い物になりました。レジ待ちも整然としていて、長い列にはなっていますが、そんなにストレスに感じません。
この価格を実現するためには都心に近いエリアへの出展は難しいのでしょう。国道16号の周辺、または外側を中心に出店していくのではないでしょうか。
【2022/12/05追記】
フーコットは現在3店舗展開中
フーコットはこちらで紹介した飯能店からスタートしましたが、その後、昭島店がオープンしました。
秩父店を訪問
先日、秩父で国道140号線を走っていると、以前はヤオコーだった場所がフーコットに変わっていたので、寄ってみました。やはり、野菜、果物、鮮魚、精肉などの中に信じられないほど安い商品がありました。
日曜日だったこともあり、お客さんの数も非常に多くて、店舗前の駐車場は大変に混雑しています。
秩父店も装飾は非常に少なく、店内の音楽は無し、シンプルなスタイルでの営業が行われています。
ただ、レジの数は非常に多くて、精算時の待ち時間はさほどありませんでした。
この近くにはベルクなどの既存スーパーがあるのですが、大きな影響を受けているかもしれません。
【2022/12/17追記】
朝の情報番組で紹介
ビジネスホテルで朝起きたあとテレビを観ていると、朝の情報番組でフーコットの昭島店が紹介されていました。
昭島店にはまだ行ったことがないのですが、飯能店や秩父店と同様に、広くて、スッキリとしている印象です。紹介しているアナウンサーもその価格の安さにはとても驚いていました。
BGMなし、重厚な陳列はなし、価格の値札は店舗では作っていない、刺身の切り身は売らずに塊のまま販売、クレジットカード会社などへの手数料削減のため現金販売のみ、チラシやコマーシャルは無しなどの特徴を、やはり紹介していました。
ただ、これらだけでは、あれだけの安さは実現できないと思うので、ヤオコーグループの仕入れ力強化等、何らかの取り組みが行われているのでしょう。
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