夏休みに一泊二日で伊豆に観光旅行に行きました。伊豆に行くのはとても久しぶりです。ゆるキャン△という作品で登場してくるスポットは観光地としても魅力的なところが多いので、いわゆる聖地を参考にしながら訪問地を選びました。
伊豆への交通
今回は車での移動です。熱海方向からの海沿いの道は、夏休み真っ盛りということもあって混雑しそうな予感がしたので、東名道で沼津インターチェンジまで行って、そこから伊豆縦貫道路を使い、伊豆半島の真ん中を走っていきました。
今回利用したのはNEXCO中日本の速旅というドライブプランです。出発地と観光地周辺の周遊エリアの間の往復高速料金、周遊エリア内は高速道路乗り放題、レジャー施設入館券またはレジャー券のセットになります。
いくつかプランがあるのですが、沼津インターが周遊エリアに入っていて、1泊2日に対応してリーズナブルな「ふじのくに静岡ドライブプラン」首都圏出発プランを選びました。3000円分のレジャー共通券がついて5400円です。
御殿場高原時の栖で焼肉ランチ
伊豆半島に入る前に東名自動車道を裾野インターで降りて、御殿場高原時の栖というところに行きました。こちらでは速旅のレジャー共通券が利用できるお店があります。
- 御殿場高原ホテル
- バイキングレストラン麦畑
- 地ビールレストラン グランテーブル
しかし、レジャー共通券が利用できない焼肉屋さん(GKB-Fu)に入ってしまいました。ただ、こちらの黒毛和牛カルビのランチセットはとても美味しかったです。500円を追加すると、自分で作るパフェの食べ放題+ドリンクバーもセットにできます。
こちらが黒毛和牛の頂きカルビランチです。1580円のメニューでこれだけたくさんの黒毛和牛のお肉が盛られてくるのはとてもお得だと思いました。
レジャー共通券は帰りに足柄サービスエリアで利用しました。
道の駅伊豆のへそ
続いて、東名道を沼津インターチェンジで降りて伊豆縦貫道に乗りました。伊豆長岡を過ぎた大仁というところにある、道の駅伊豆のへそに寄り休憩をしました。大仁中央インターチェンジのすぐそばになります。
だるま山
達磨山(だるまやま)は静岡県沼津市と伊豆市との境界にある982mの山で、座禅した達磨大師に似ていることから、この山の名前が名づけられています。こちらは、ゆるキャン△の聖地になっています。山の頂上近くは以前は西伊豆スカイラインと呼ばれていた静岡県道127号船原西浦高原線が通っています。
こちらが、だるま山高原レストハウスです。
レストハウスが閉まっているときも、こちらのお手洗いが利用できます。
レストハウスの裏側には展望台があります。こちらが展望台からの眺めです。
黄金崎
だるま山から西伊豆方面へドライブしました。途中、黄金崎を通ったので、黄金崎クリスタルパークの横の道を入ってみました。黄金崎はゆるキャン△の聖地です。
すぐに根合駐車場というところがあったのですが、海水浴客向けに1回の駐車料金が1000円という表示になっていたので、黄金崎では車を停めずにUターンして先に向かいました。あとで調べて判ったのですが、この道をもう少し先に行けば無料で停められる黄金崎公園駐車場があったようです。今度、西伊豆に行く機会に寄ってみたいと思います。
堂ヶ島のトンボロ
沖合200メートルほどのところにある四つの島(伝兵衛島・中ノ島・沖ノ瀬島・高島)は見る角度によって3つに見えたり4つに見えたりするため、三四郎島と呼ばれています。干潮時には一番手前の伝兵衛島まで歩いて渡ることができる「トンボロ」という珍しい現象がおきます。ここもゆるキャン△の聖地です。
国道136号線沿いに数台の車を停められる無料駐車場があります。
国道136号線の対面側にも駐車場がありますが、こちらは堂ヶ島温泉ホテルの駐車場です。
無料駐車場の背面が一段高くなっていて展望台になっています。
展望台から三四郎島を見てみました。この角度からは3つの島しか見えません。
また、干潮時ではなかったので、伝兵衛島まで瀬は現れていません。ただ、水深が周囲よりも浅いことは判ります。干潮時にはこちたの写真のようになります。
沢田公園
続いて、沢田公園へと行ってみました。国道136号線は住宅街の狭い路地に入る形になるので、とても分かりにくいところにあります。ナビに設定してから案内に従うことをお勧めします。こちらもゆるキャン△の聖地になっています。
沢田公園の断崖上には露天風呂があり、夕陽を眺めながら温泉を楽しむことができます。駐車場の周囲には、海底火山から噴出された軽石・火山灰や水底土石流の地層などを見ることができます。
沢田公園には男女それぞれ4~5人が入ることができる岩風呂の露天風呂があります。駿河湾を見下ろすことができるほか、夕日を見ながら入ることができるので、人気のスポットです。露天風呂は大人600円 / 小人200円(6歳以上12歳未満)です。
道の駅開国下田みなと
県道15号線を通って下田に行きました。そろそろ夕ご飯の時間だったので、道の駅開国下田みなとへ行ってみます。
こちらの建物の2階にある地魚回転寿司魚どんやに行こうと思ったのですが、17時半のオープン前に長蛇の列が出来てしまっていて、ちょっと大変そうだったので、別のお店に行きました。
Ra-maruの下田バーガー
ちなみに、ゆるキャン△の作品の中では、Ra-maruというお店の下田バーガーが登場します。
下田 お食事処 黒船屋
下田のお食事処黒船屋というお店に行きました。
金目鯛の天ぷら定食を食べました。美味しかったです。
黒船屋はこちらで詳しく紹介しています。
伊豆長岡 ホテルサンバレーアネックス
下田からは国道414号線で伊豆半島を縦走して伊豆長岡まで行き、ホテルサンバレーアネックスで一泊しました。
こちらのホテル、リーズナブルな料金にも関わらず、部屋はビジネスホテルよりも広くて利用しやすく、お風呂は車で数分のところにある本館の温泉大浴場を利用できます。
ホテルサンバレーアネックスはこちらで詳しく紹介しています。
浄蓮の滝
国道414号線で道の駅天城越えに向かう途中、日本の滝百選にも選出されている浄蓮の滝で休憩しました。下に降りることもできますが、今回は駐車場横の展望台から滝を見ました。深い樹木が生い茂っている中、玄武岩の崖に高さ25m、幅7mの滝がかかっています。
河津七滝に関しては、こちらで紹介しています。
道の駅天城越え
浄蓮の滝に続いて、道の駅天城越えです。まだ、朝早かったのでお店はオープンしていません。こちらは、作品の中でわさびソフトクリームを買っていた、わさびの店です。
道の駅天城越えについては、こちらで詳しく紹介しています。
河津七滝ループ橋
国道414号線の新しい道で天城越え高低差45メートルの難所を一気に駆け上がるループ橋です。旧道は東側の山の中をつづら折れになった国道が通っていました。しかし、1978年の伊豆大島近海地震の際にがけ崩れが発生し被害を受けたことをきっかけにして、このループ橋が作られました。
とても立派でデザイン性にも優れた橋だと思います。こちらも、ゆるキャン△の作品の中に出てきます。
河津七滝ループ橋はこちらで詳しく紹介しています。
稲取細野高原
伊豆を代表する大型火山である天城山が河川の浸食等により崩壊したあとに残った台地で、面積125ヘクタール(東京ドーム26個分)もあります。高原を取り囲むように標高400mから800mほどの三筋山、大峰山、浅間山がありますが、こちらも侵食に耐えた天城山の一部です。地層の下層には「稲取泥流」と呼ばれる、水を通しにくい地層があるため湿原になっています。こちらもゆるキャン△の聖地です。
ここに来るまでは狭い道路を登ってくる形になります。対向車に注意が必要です。高原には駐車場やお手洗いなどがあります。下の写真で奥の方に見える三角形のものはブランコになっています。
緑の高原が延々と続いています。
奥の山にはたくさんの風車が回っています。
舟戸の番屋
海岸近くにある舟戸の番屋で早めの昼食をとりました。こちらはワサビ丼セットです。
サザエのつぼ焼きも付けました。
舟戸の番屋はこちらで詳しく紹介しています。
伊豆オレンヂセンター
ウルトラ生ジュースで有名な伊豆オレンヂセンターです。こちらも、作品の中で登場しています。こちらが生ジュースです。
伊豆高原さくら並木通り 広井酒店
ゆるキャン△の中で野クルメンバーが極寒の山中湖キャンプを実施した時に、助けてもらった飯田さんが経営しているお酒屋さんという設定になっています。
作品の中にも出てくるチョコちゃんがお店の中にはいます。
ここはアニメイトかな?と勘違いするほど、広いお店の半分以上の区画はゆるキャン△グッズで溢れています。今まで見た中でも商品は一番豊富かもしれません。
もちろん、作品の中に出てきたお酒のモデルになった地酒の「池」が販売されています。
大室山
お椀をひっくり返したようなきれいな形をした標高580メートルの大室山にも行ってみました。こちらも作品に出てくるジオスポットです。山頂へは往復700円のリフトに乗っていきます。
最初は山頂まで行くかどうか迷ったのですが、山から下りた大学生たちが、「甘く見ていたけれども良かった」と大声で話しているのを聞いて、意を決して上ってみました。
リフトに乗っていると、こちらの記念写真を撮るためのカメラが現れます。このカメラ、喋ります。
こちらが頂上からの眺めです。ゴルフ場が見えます。
火口を取り囲むように1Kmほどの遊歩道が整備されています。時計回りに歩きます。中腹にある赤い屋根は大室山浅間神社です。火口の部分はアーチェリー場になっています。
毎年2月には山焼きも行われ、季節によって全く違う表情を見せてくれる山です。
大室山はこちらで詳しく紹介しています。
以上で伊豆のジオスポット巡りは終わりです。伊豆半島にはこれ以外にもまだまだ多くのジオスポットがあります。また機会を作って見に行きたいと思います。
身延を中心としたその他のゆるキャン△に関する聖地の模様はこちらで紹介しています。
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