先日オープンした東久留米市のスパジアムジャポンに春分の日の午前中に行きました。関東最大級を誇るビッグスケールの天然日帰り温泉施設です。3万冊のマンガが読み放題、1日いても1500円以下、なんでも揃うグルメパラダイスといった特徴でかなり話題になっています。
交通
場所は東久留米市の中でも上の原地区という、かなりわかりにくいところにあります。公共交通機関行く場合は西武池袋線の東久留米駅から西武バスで7分、東久留米団地下車で徒歩すぐです。無料シャトルバスも運行されているので公式サイトで確認してください。
もともとは東久留米団地があったようなのですが、建物を高層の建物に建て替えることで生まれた空き地を利用して再開発が行われています。
隣接している土地もアクロスプラザとして、各種専門店が入るショッピングモールとなっていました。
400台停めることができるという大きな駐車場には、かなりの台数の車が停まっています。平面駐車場の他に、建物の一階と二階も駐車場になっています。
入館
まずは三階にあるメインエントランスから入館して下足用ロッカーに靴を入れます。この下足用ロッカーの鍵には館内の買い物に使うことができるICタグが仕込まれています。
自動券売機で入館券を購入するときにも下足用ロッカーの鍵をかざす必要がありました。この自動券売機は精算に現金のほかクレジットカードを使うことができます。
また、ここで買えるのは入浴券だけで、岩盤浴は入館ゲートを通った先で申し込むようになっていました。岩盤浴の申し込みコーナーでは岩盤浴着を選ぶことが出来ます。
最初に四階にあるお風呂のコーナーに行ってみました。脱衣所のロッカーは鍵がついているところが空いています。下足用ロッカーのキーは使えません。
お風呂エリアはさほど大きくない
正直、建物は大きいものの、お風呂のエリアは露天風呂も含めて、そんなに広くありませんでした。高濃度炭酸泉を駆使した浴槽が多いのが特徴かもしれません。ただ、どの浴槽も混雑していて、あまりゆっくりとはできませんでした。男女それぞれ浴槽は13種類あります。
サウナはドライサウナと塩サウナがあります。サウナ室は子どもがいないせいか、空いていました。サウナ室では定期的に自動的にオートロウリュの仕組みが作動します。焼けた石の上に水が滴り落ちてきて、蒸気をサウナ室内に入れるようになっていました。
ただ、人間がやってくれるロウリュと比較すると、あまり効果は感じにくかったです。
露天風呂の岩風呂は東久留米の無色透明の温泉(泉質:ナトリウムー塩化物・炭酸水素塩泉)が引き込まれています。42度くらいに設定されていてテレビもあります。循環のようで、お湯からは塩素の匂いが少ししました。こちらもあまり温泉感はありませんでした。関東は黒褐色の黒湯が主流ですが透明の温泉が楽しめるのは珍しいです。
お風呂だけの利用であれば、あえてここを利用せずに、近隣であればお風呂の王様の東久留米店を利用しても良いように思いました。
岩盤浴エリアへ
お風呂は期待したほどではなかったので、さっそく関東最大級という岩盤浴のエリアに行ってみました。
岩盤浴は五つのエリアから構成されています。
- カラードフォレスト
- レッドホットルーム
- フォレストテラス
- フォレストバス
- ハンクルーズルーム
確かに休憩スペースの大きさは驚くほど大きいです。また、ソファーや寝っ転がることができるところなど、いろいろなスペースが設けられていました。
置いてあるコミックの量も膨大です。全部で三万冊あるそうです。雑誌もコンビニで置いてあるような定番のものは置いてありました。
岩盤浴の室内にも雑誌やコミックを持っていっても良い仕組みになっていたのは面白いポイントです。
また、館内にはパスワードがかかっていないWi-fiが繋がるようになっていました。パスワードや個人情報の入力は避けた方が良いでしょう。
場所取りされて休む場所は無し
岩盤浴のフロアーは休憩スペースも含めて、岩盤浴着を着た人しか利用することができません。親だけ岩盤浴を申し込んで、子どもを連れて岩盤浴のフロアーに行こうとする家族は階段の下で止められていました。
休憩ができるエリアは場所取りをしている人が多くて、のんびりできそうなところは全部占領されていました。
館内放送では「場所取りをしないように」と注意をしていますが、全くの効果なしです。これだけ広くでも、場所取り問題が解決しないと、リピートすることはないと思います。逆に場所取りをしたくなる人の気持ちがよく分かる状況でした。
岩盤浴エリアに冷水機無し
岩盤浴エリアには冷水機がありません。自動販売機でドリンク類を買って欲しいからなのでしょう。ただ、こまめな水分補給を促して、館内での事故を防止するためには、冷水機の設置は必須だと思います。
冷水機は下の階の脱衣所にある冷水機まで行く必要があります。
アイスルーム
岩盤浴で火照った身体を冷やすためのアイスルームがあります。部屋の真ん中には人工雪を降らせる装置がありました。
爽快感を味わうことができるので、岩盤浴から出たタイミングで何回か使いました。
混雑を避けてテラスへ
そんなことで、テラスの方に出てみました。
ハンモックやソファーなどが並んでいます。ハンモックに寝っ転がってみましたが、浮遊感があって気持ちが良かったです。
ただ、この日は風が強かったので、お昼頃で閉鎖されてしまいました。実はもう一つ、テラス席があります。桜テラスという場所なのですが、こちらは風の影響があまりなかったので、さくらテラスで休んでいました。
さくらテラスの真ん前は広大な空き地です。何ができるのでしょうか。
まだ、古い建物の東久留米団地が建っていました。
お昼ご飯
午後1時ごろにお昼ご飯を食べに行きました。三階にフードコートがあるのですが、満席です。フードコートには四つのお店がありました。
- ステーキとハンバーグのお店
- ラーメン屋
- アジア食堂
- 天丼屋
- 価格は800円から2000円弱のメニューが多いです。こちらがフードコートのメニューになります。
仕方がないので、隣接しているホットスポットカフェに行きました。
お風呂を利用したお客さんのために、三つのテーブル席があります。また、外からでも利用できるようになっていました。
ここのオープンキャンペーンメニューが、ステーキの上からチーズがかけられているホットドック的なものとドリンクのセットです。650円でした。フィラデルフィアチーズステーキという名前でした。
好みに応じて、ハラペーニョを使ってくださいということでした。
ピクルスのようなものかと思って、たっぷりとってみたのですが、実はかなり辛い食材でした。
しっかり全部食べました。ごちそうさまでした。
岩盤浴のフロアーにもカフェがあり、サラダやクレープなどを食べることができます。
フードコートのフロアーには、おひつごはんや、カレーうどんなども扱っているレストランが別にあります。
岩盤浴と館内着
岩盤浴着と館内着を分けている施設も多いですが、こちらでは岩盤浴着の貸し出しとなります。岩盤浴着はサラッとした素材でできているので、岩盤浴着で食事をしたり休憩をしても、あまり不快ではありませんでした。
岩盤浴へ戻る
お昼を食べた後は、また岩盤浴を回りました。午後1時過ぎになると、さらに岩盤浴の部屋は混雑していましたが、少し待てば出てくる人がいるので、なんとか入ることができます。
午後2時になると岩盤浴のハンクルーズルームの一斉清掃が始まりました。部屋から出なければいけないそうです。自分がどの部屋にいるのかがわからなかったのですが、私がいた部屋は大丈夫でした。スペースが空いたタイミングで清掃している施設が多いと思うのですが、一斉清掃をするシステムは初めて見ました。
最後はお風呂で〆
岩盤浴では身体中に汗が残ってしまうので、やはり最後はお風呂で〆という形にしました。午後四時ごろでしたが、本当に人の数がすごかったです。芋洗状態とはまさにこのことでしょう。
頭と身体をよく洗っておきました。
終わりに
休憩エリアは満足に利用することができませんでしたが、それ以外は良かったのではないかと思います。もうすこし、施設が空いてくると、使い勝手がよくなるかもしれません。
【2019/11/03追記】
かっちりマンデー
今日の朝のテレビ番組、がっちりマンデーでスパジアムジャポン(スパジャポ)が紹介されました。こちらの運営会社は名古屋の会社なのだそうです。温泉施設自体は価格を安めに設定して、新装開店ブームが去った後も近所の人がリピーターになりやすい価格体系にする、お風呂だけではなく飲食でガッチリ儲ける、タピオカミルクティやヘッドスパなど流行りのものはいち早く取り入れるなどの経営手法が紹介されていました。
【2020/09/21追記】
シルバーウィークは大混雑
シルバーウィーク期間中にビバホームに行くときに車で横を通ったのですが、外階段の下まで人が並んでいて大混雑でした。これだけ入館までの行列が伸びているということは、もしかすると三密防止のために、館内の入館者数を制限しているのかもしれません。連休などに訪問するときは事前に公式サイトなどで混雑情報を確認しておくことをお勧めします。
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