先日、水道橋に行く機会があったので、ランチタイムに新潟カツ丼タレカツ本店に行ってみました。以前、吉祥寺の店舗には行ったことがあるのですが、こちらの本店は訪問するのが初めてです。意外にも本店は狭い路地の判りにくい場所にお店がありました。
ちょうど着いたのがお昼の12時頃だったので、店内は満席、店内の待合スペースもいっぱいだったので、お店の外で待ちました。お店の中はカウンター席が10席ほどであまりお客さんが入れません。しかし、この時間帯、近所の会社と思われるOLの複数のグループが来ていて、お膳を片付けられたあとも話しをしていたので、結局はお店の外で20分ほど待つ形になってしまいました。ランチタイムの混雑している時間帯はあまりお勧めできません。
お店の外から見ると間口がとても狭いのですが、奥が少し広がっているような形状になっていました。一番奥が厨房、その周りにカウンター席があります。今回は平日夕方5時まで注文できるランチセットの中から、かつ丼セットを注文しました。
ちなみにこちらがランチセットのメニューです。
かつ3枚、生野菜、味噌汁、香の物が付いてきます。
農林水産省の「うちの郷土料理」というサイトで調べてみると、タレカツ丼は下記のように紹介されていました。
「タレかつ丼」は、ごはんの上に揚げたての薄めのとんかつを甘辛い醤油だれにくぐらせたカツをのせた丼のこと。卵とじでない。ごはんとカツのみのシンプルな料理で、1つの丼にカツが2枚以上のっているのが特徴である。薄めの衣で、一般的なかつ丼のカツよりも薄い豚肉が使われている。江戸時代から北前船で栄えた新潟の港町には、飲食店や歓楽街が軒を連ね、今もなお風情が残る「古町」と呼ばれるエリアがある。洋食文化も早くから花開き、西洋料理店が西堀の屋台に並んでいた。そこに店を構えていた初期創業の老舗が発祥の店として知られている。「タレかつ丼」が誕生したのは昭和初期頃。当時、モダンな料理だったカツレツを大胆にも醤油だれにくぐらせてご飯の上にのせて提供したのが始まりだといわれている。瞬く間に人気となり、「タレかつ丼」が新潟市内に浸透していった。老舗店で修行した弟子たちが店を開き、今や「新潟のかつ丼スタイル」として定着した。特に新潟市のご当地グルメ、市民のソウルフードとして今も親しまれている。
埼玉県の秩父市では、わらじかつ丼、その他の地域でもソースかつ丼がご当地のメニューになっているところが多いですが、タレカツ丼は確かに新潟県以外ではあまり聞かないかもしれません。
東京では「かつ丼」というと、卵でとじたものを想像しますが、例えば山梨県では「かつ丼」を注文するとソースかつ丼が出てきます。東京で言うところの卵でとじたかつ丼は、煮かつ丼という名前でメニューにのっています。このように地域ごとに呼び方も含めて色々なバリエーションがあるところが、かつ丼の面白いところです。
料理の提供時間はとても早くて、5分もしないうちに出てきました。こちらがかつ丼セットです。
カツを甘辛い醤油ダレにくぐらせたという説明通りの出来栄えです。
テーブルの上には七味唐辛子と山椒、そしてピンク色に色づけられた生姜が置いてありました。これらを適量いただきました。
カツはさほど厚くないので、箸で持ち上げて簡単に食べられます。甘辛いソースの味とカツの風味がベストマッチです。ご飯もどんどん進みます。
ランチセットにはサラダと香の物が付いています。
ごちそうさまでした。
お会計は現金のほか、各種電子マネーも使うことができました。
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