秋田ポートタワーの見学とセリオンプラザの蕎麦・うどんレトロ自販機(ドキュメント72時間の佐原商店設置品)

11月下旬の三連休、土曜日から日曜日にかけて秋田と岩手で観光をしました。今回はレンタカーの返却期限を午後7時半にしていたのですが、まだ時間に余裕があったので、秋田ポートタワーに寄ってみることにしました。

午後4時前に訪問、本当に背が高い秋田ポートタワーがまず目に飛び込んできました。タワーとは言っても東京タワーのような鉄骨丸出しの形状ではなく、総ガラス張りのとてもしっかりとしたデザインのタワーです。

そして隣にはセリオンプラザという外観が植物園みたいな建物があります。この建物を回り込むようにクルマで走っていくと大きな駐車場がありました。

こちらの建物がセリオンプラザ(屋内緑地公園・セリオンリスタ)です。

11月下旬の三連休は「セリオンまつり」が開催されています。しかし、この日はすでに終わっていました。

このセリオンプラザの中に入ってから思い出したのですが、NHKのドキュメント72時間で歴代1位の栄誉に輝いた「秋田 真冬の自販機の前で」の舞台となった佐原商店のレトロ自販機が設置されているはずです。

実はドキュメント72時間に登場した佐原商店は店主の方が高齢化の理由で放送の翌年、2016年3月に惜しくも閉店してしまったのです。しかし、そのお店に設置されていたお蕎麦とうどんのレトロ自販機をセリオンプラザが引き取って営業を再開しています。しかも、店主の佐原さんも道の駅スタッフとして勤務されているというのも驚きです。

ドキュメント72時間では機械の調子が悪くなっていてスープの味が薄口になっていると紹介されていましたが、今はどうなっているのでしょう。調べてみると、機械の不良が続いて2023年3月22年からメンテナンスに入って、2023年4月29日から営業を再開しているとのことです。

館内を見渡してみると、確かに自販機がありました。こちらは展示用の自販機です。

メンテナンスを実施した際に中身の機械は50年経っているにも関わらずまだ使えそうであったものの、外装のパネルなどが著しく劣化していました。そこで部品取り用に所持していたもう一台の外側を使って、中身は佐原商店時代のままでニコイチで再生したと紹介されていました。

そのニコイチで再生された実際の機械がこちらになります。現在の価格は350円で、天ぷら蕎麦と天ぷらうどんから選べます。

ドキュメント72時間で視聴者投票歴代1位を既読したときの記念パネルです。

佐原商店にあった「秋田市の発展は秋田港から」の看板も移設されていました。

たくさんのお客さんが自販機で購入しています。周りにはベンチなどが置かれているので、落ち着いて暖かいところで食べることができます。佐原商店のときのように、上から七味唐辛子が吊るされているということはありません。是非、そこまで再現してほしいです。水色の服を着ているのは、佐原さんでしょうか。

いつもレトロ自販機ではうどんを買うことが多いのですが、今回は天ぷら蕎麦を選んでみました。

ボリュームたっぷりの麺の上にかき揚げとネギが載せられています。麺はどちらかというと蕎麦よりも小麦粉の割合が多そうです。食べ応えがある麺でした。

ポートタワーに行くためにセリオンリスタを出ると、秋田県の観光地図がありました。この日は岩手県の安比高原から八幡平、花輪、小坂、大館などを経由して秋田まで来ました。

佐原商店のレトロ自販機が絵本になっていました。「ぽんこつじはんき」という絵本です。

続いて、ポートタワーをエレベーターで上がってみました。無料で展望室に行けるのが有り難いです。

展望室まで行くと360度の方向を観ることができます。(展望室の一つ下のフロアーにはカフェがあります)

こちらは工場がモクモクと白い煙を出しています。

写真の真ん中にある正方形の建物はスーパーマーケットです。

こちらは貨物の操車場があった場所でしょうか。広大な空地になっています。

一階に戻ってお土産屋さんを見ていると、ババヘラアイスが売られていました。秋田名物のアイスクリームで薔薇の花のように綺麗に盛り付けられています。

ちょっとシャーベットのような感じでとても固かったですが美味しかったです。ごちそうさまでした。

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