先日、秋田県や岩手県を旅行した際に大館にも行ってきました。駅前にある花善でランチを食べたあと、やはり駅の近くにある秋田犬の里という施設にも行ってみました。駅から歩いていくこともできますし、大きな無料駐車場があるので、クルマでも大丈夫です。
こちらの施設では、秋田犬を見るという目的とともに、2020年までは渋谷駅前のハチ公像近くに展示されていた東急電鉄の5000系電車(通称は青ガエル)が移設、展示されているというので、こちらも見てみることにします。
実はこちらの建物自体、大館市生まれの忠犬ハチ公が飼い主を待ち続けた大正時代の渋谷駅をモデルにして建てられています。また、建物の前には大館駅をまっすぐに見つめる忠犬ハチ公像もあります。開館時間は午前9時から午後5時までです。秋田犬の里は廃止された小坂鉄道の旧大館駅の跡地に建っています。4月下旬から10月下旬までは当時のレールをそのまま使った手こぎトロッコを有料で楽しむこともできます。
まずは秋田犬の里の建物の中から見学をしました。入館無料です。まずは大きな秋田犬の縫いぐるみがお出迎えをしてくれました。

こちらは施設の営業案内です。

施設に入る扉には、クマ対策として扉を必ず閉めるように注意書きがありました。自動扉ではなくクマには開けにくい引き戸になっていることもポイントです。

ニッコリとハチ公がこちらを見て微笑んでいます。

こちらはハチ公がご主人様を待っていた当時の渋谷駅の写真です。現在の渋谷駅とは全く景観が異なります。

まだ11月でしたが大きなクリスマスツリーが展示されていました。

こちらの扉にもクマ対策が呼びかけられています。こんな駅前の人が多い場所なのに、クマ出没に厳戒態勢を取らなければいけないというのは大変なことだと思います。

館内はお土産売り場もとても充実しています。

曲げわっぱも販売されています。

大量の秋田犬の縫いぐるみも販売されています。

そして、本物の秋田犬を観ることができる、秋田犬展示室にも行きました。




ガラス越しに秋田犬を観ることができます。職員さんが窓側に秋田犬が顔を向けるようにしてくれます。無邪気に職員さんと戯れている秋田犬は本当に可愛らしいです。

















そして、屋外芝生広場に展示されている青ガエルを見に行きました。青ガエルは12月から冬眠してしまい雪囲いされてしまうので見学ができなくなります。今回は11月のギリギリのタイミングで見学ができて良かったです。

渋谷と桜木町を結ぶ東横線をイメージしているようです。


この車両は忠犬ハチ公を縁として交流を続ける渋谷区との更なる親交の象徴として渋谷駅前から移設されたものです。

東急初代5000系という電車で1954年から1986年まで東急東横線などで活躍しました。同じ形式の電車は全部で105 両が製造されています。1993年、上田電鉄で第二の人生を送って、東急電鉄に帰ってきました。2006年に渋谷区が譲り受けて渋谷駅前のモニュメントとして設置、2013年からは海外から来日した観光客向けの案内所として利用されました。
しかし、渋谷駅周辺の大規模な再開発に伴い2020年8月にこちらへ移設されました。なんとなく寸詰まりに見えますが、それもそのはずで、本当はこれよりもほぼ倍の長さがあります。半分で切断されています。乗降口も本当は3つあります。渋谷駅前に展示されるときに展示スペースのサイズに合わせてカットされました。台車や床下機器も外されています。

扉は固く閉ざされているように見えますが、実は天候不良時に閉めているだけで、手で開けることができます。

車内はこんな様子になっています。ロングシートの上の荷物棚が本当に網がかけられています。網棚と呼ばれる理由がよく分かります。

現役時代の活躍した様子や大館市にやってきた経緯などが紹介されています。

こちらは運転席です。

こちらは移設した当時の写真です。



とても懐かしく見学させてもらいました。
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