川崎市民ミュージアムに行ったついでに、すぐ隣にある等々力緑地も見てきました。緑地ということで想像したのは広大な芝生の広場や子ども遊び場だったのですが、どちらかというと、いろいろなスポーツ競技施設が集められたところになっています。
エリアには、陸上競技場、硬式野球場、テニスコート、サッカー場、とどろきアリーナなどのたくさんの運動施設が整備されています。この中でも陸上競技場はサッカーJリーグ川崎フロンターレのホームスタジアムとなっています。
等々力緑地の歴史
この等々力緑地のあった場所はずっと昔は多摩川が流れていた場所です。その後、流路が変わり、ここには砂利がありました。 東京では高度成長に伴ってたくさんの砂利が必要になります。最初は多摩川で採取が行われていましたが環境破壊による影響が出ていました。例えば、多摩川の川底が低下したことにより玉川水道の中に塩水が混入することもありました。
宿河原を皮切りに順次砂利の採取が禁止されていきます。
旧東京横浜電鉄が多摩川での砂利の採掘禁止を受けて陸堀のために買収した新丸子採取場でした。ここでの砂利の採掘は1940年に終わり、その砂利を採取した巨大な穴に湧き水が溜まって7つの池ができて東横水郷の名で釣り堀として利用されました。
現在も等々力緑地フィッシングコーナーで使われる大きな池(釣池)として一部が残っています。
昭和32年以降、川崎市が公園用地として買収を始めて順次、整備が行われていきました。
遊具のエリア
あまり子どもを遊ばせる場所は無いなと思いつつ、園内をまわっていると、、ミュージアムの横にある小高い丘の上の向こうに子ども向けの遊具が置いてありました。
こちらは「ふるさとの森」というエリアになり、遊具の他にフィットネスコーナーがあります。ほかには、プール、フィッシングコーナー、市民ミュージアムなどがありました。
駐車場がありますが、サッカーの公式試合がある日などは非常に混み合うようです。
近ければ、等々力渓谷にも足を伸ばそうと思ったのですが、等々力緑地と等々力渓谷はかなり距離が離れているようです。多摩川の向こう側、環状八号線の沿線にあるようです。ちょうど、第三京浜の始点である玉川インターチェンジの近くでした。多摩川は氾濫によって流路が変化するため、多摩川の両岸に同じ地名がある場所が何箇所かあります。
今回は等々力渓谷まで足を伸ばすことはやめました。
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