JR中央線の三鷹駅から南へ2kmほど離れたところにある杏苑というお店で、水戸藩ラーメンを食べました。東京で水戸藩ラーメンを食べられるお店はここだけだそうです。公共交通機関で行く場合は三鷹駅南口から小田急バスの深大寺行きに乗って約5分で着く大成高校前バス停で下車、そこから山中通りを東向きに歩いて5分ほどの泰成商店街にあります。
このお店、よくテレビでも紹介されていて、ぶらり途中下車の旅などで見た覚えがあります。外から見た感じは普通の街の中華屋さんという感じでした。1969年に開業した歴史のあるお店です。
看板メニューは水戸藩ラーメン
お店の外には水戸藩ラーメンを宣伝していました。
水戸藩ラーメンは黄門様が初めて食べたと言われる日本で最初のラーメンとのことです。
メニュー
こちらがメニューになります。写真付きのメニューなので、どんな料理なのかがすぐイメージできて、大変に有難いです。
味噌ラーメン自家製胡麻入り、チャーシューメン自家製チャーシュー入りなど、自家製にこだわりがあるようです。
チャーシューは豚の肩ロースと鶏もも肉を使います。チャーハンに使うときには、きざんで再度煮込むとテレビで紹介されていました。
セットメニューやカニ玉など、こちらも美味しそうです。
店内割引セットメニューです。一番人気はラーメン、半チャーハンセットです。
定食も充実していました。
壁にもメニューがありました。酸辣湯麺です。
麻婆豆腐定食も気になります。
今回は、水戸藩ラーメンとスーラータンメンを頼みました。
水戸藩ラーメン到着
10分ほどで出来上がりました。こちらが水戸藩ラーメンです。
四種類(ニラ、生姜、ラッキョウ、ニンニク)の薬味が付いてきます。
酸辣湯麺
こちらがスーラータンメンです。
スーラ-タンメンはとても具沢山でした。豚肉やキノコ、豆腐、そして野菜がたくさん入っています。スープは鶏と豚のガラをベースにして豆板醤、唐辛子、合わせ酢が加わっています。香味油として使っている自家製ラー油も風味の決め手になっています。
スーラ-タンメンも水戸藩ラーメンについても麺には蓮根が練り込まれています。麺ですくい上げてみると、どちらかと言えばラーメンと言うよりも蕎麦のようです。麺をたくさん食べても、胃にもたれるような感じがしないのは、この蓮根のおかげかもしれません。
今回紹介したのは、東京都の三鷹市にあるお店でしたが、調べてみると、水戸では大興飯店という中華料理屋で水戸藩ラーメンを食べることができるようです。JR水戸駅からバスで約20分、茨城大学下車すぐです。
【2022/02/01追記】
NEWS everyの「絶滅危機の愛されグルメ」で紹介
news everyの「絶滅危機の愛されグルメ」で杏苑が紹介されました。
三鷹市下連雀 中国料理 杏苑
らーめん半チャーハンセット
水戸藩らーめん#newseverypic.twitter.com/tLyPI7RYRg— ネオTOKIO (@NEO_TOKIO) January 31, 2022
番組の中では下記のメニューが紹介されました。
ポイントは、「レンコンが練り込まれた麺」、「特製しょうゆダレ・カツオ節・煮干しを追加」です。
【2022/04/03追記】
モヤモヤさまーず三鷹編で登場
モヤモヤさまーず(三鷹編)の後編で杏苑、水戸藩らーめんが登場しました。山中通りの杏苑の近くから訪問していたので、ぶらぶら歩きをしていて偶然見つけたというよりは、初めからこちらを取材することを決めていたように感じる構成でした。
【2022/06/16追記】
杏苑が閉店
とても残念ですが、杏苑が閉店してしまいました。先日、お店の前を通ったときに、「しばらくの間、お休みします」と張り紙が貼ってあったので心配していたのですが、2022年6月12日に閉店したことを知らせる貼り紙に貼り替えられていたことがネットで報じられています。
また、水戸藩ラーメンをもう一度食べたいと思っていたのですが本当に残念です。
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