ゴールデンウィーク期間中の5月4日、国道1号を大磯から小田原方面に向かってクルマを走らせていました。道は意外と空いていますお昼をすぎてお腹が空いていたので、駐車場があるお店を探しながら走っていたのですが、意外と良いお店がありませんでした。
そんな道すがら、国府津駅の近くで右手側に「のんき亭」というお店がありました。クルマがまだあまり走っていなかった昭和15年にトラック運転手さん向けの食堂としてオープンしたそうです。
午後1時半を過ぎ、お腹も空いていたので、こちらによって行くことにしました。駐車場は数台のクルマしか停めることができず、満車だったので、少し空くのを待っていると、オートバイが出て行き、一台分の空きスペースができました。そちらに停めます。
鰻はやっぱり高いですが、それ以外は意外とリーズナブルな価格設定になっています。
店内では3人組のお客さんが順番を待っていました。奥に2人席が空いていたのでそちらに通されました。
鰻や櫃まぶしのメニューです。
鰻が置いてあるのは、三代目の店主が東京 麻布の野田岩で指導を受け、柔らかくさっぱりした鰻が提供できるようになったからだそうです。
定食のメニューです。
全ての定食に豚汁が付きます。
周りを見渡してみると、ほとんどのテーブルに食事が提供されておらず待ち状態になっています。食事が 出てくるまでにかなりの時間がかかりそうです。
人気メニューベスト7はこちらのようになっていますり
- のんき定食
- うなぎ(うな重、ひつまぶし)
- 地アジのたたき定食
- 刺身定食
- アジフライ定食
- 天むすび定食
- 天ぷら定食
アジのたたき定食は無くなってしまったそうなので、アジフライ定食にしました。980円です。
結局、お店に入ってから1時間、料理は出てきませんでした。料理が出てくる順番もメチャクチャになってきて、30分くらい後に入ったお客さんの料理が先に出ていました。やはり、こんなに混んでいるときに入ったのは失敗だったかもしれません。
周りのお客さんの様子を見ていると、注文の取り忘れがあったり、かなり混乱している様子です。
一緒に頼んだ天むす定食が先に届きました。
【2020/08/31追記】
終着駅だった国府津駅
1887年に初代の横浜駅から国府津駅までの間、鉄道が開業したことに伴い国府津駅が誕生しました。当時は終着駅だったことになります。その2年後の1889年には御殿場駅、沼津駅を経て静岡駅へといくことができる現在の御殿場線ができました。この当時は国府津から小田原、熱海方面には東海道線はつながっていませんでした。その後、1920年に国府津から小田原までが熱海線として開通しています。
東海道線最古の弁当屋 東華軒
開店から130年以上が経過する東華軒というお弁当屋さんが国府津駅前にあります。最初は握り飯と沢庵だけというシンプルな駅弁でしたが、現在は色々なお弁当を製造しています。代表的な駅弁は鯛めし、小鯵押し寿司、デラックスこゆるぎ、金目鯛西京焼き弁当などがあります。
昔は路面電車が
国府津から小田原の区間を1888年に馬車鉄道として開業したあと、1900年からは路面電車が運行していたそうです。1919年までには箱根湯本まで延伸していたということですので、箱根方面への観光でも活躍していました。しかし、自動車の交通量が増えたことから1956年には全線が廃止されてしまいました。
この路面電車として走った車両が2019年まで長崎電気軌道て活躍して、まもなく廃車になることが決定したそうです。現在、小田原の鉄道愛好家などが長崎電気軌道に対して譲渡を呼びかけているということですので、運搬するのに約700万円が必要となるため、クラウドファンディングで集めようとしています。
コメント