小田原城址公園の「こども遊園地」に行った後、少し公園の中を散歩していると、「郷土文化館」があるのを見つけました。入場料無料ということもあって、中に入ってみることにしました。この郷土文化館の並びには図書館もあります。こども遊園地についてはこちらでレポートを紹介しています。
郷土文化館自体はかなり昔からあるようで、年季の入った建物です。
中に入ってみると、いろいろなジャンルのものが展示されていました。フロアはこのようになっています。
- 1階
- 歴史資料室
- 奈良時代の千代寺院跡出土瓦をはじめとして、小田原北条氏や小田原藩時代の資料など、古代から近代にいたるまでの小田原の歴史を語る資料の展示
- 文化人資料室
- 明治・大正・昭和期の小田原を紹介する資料や、小田原で活躍した人々に関する資料の展示
- 考古資料室
- 市内各所から出土した、縄文・弥生時代の土器や石器、市内久野古墳群に代表される古墳時代の副葬品など、先史時代の資料の展示
- 歴史資料室
- 2階
- 民俗資料室
- 農具・漁具などの生産用具、衣食住に関わる生活用具、信仰や年中行事に関するものなど、人々の生活に関する資料の展示
- 自然科学資料室
- 小田原・箱根の動物・植物、相模湾の魚類・貝類・海藻類、そして酒匂川の淡水魚類など小田原をとりまく自然に関する資料の展示
- 民俗資料室
最初に興味を引いたものは、昭和の時代を感じさせるレトロなものです。まず最初にこちらはホーロー看板です。昔は街のあちこちで見かけましたが、最近は滅多に見ることはなくなってきました。
こちらは、初期のブラウン管形のテレビ、大きな柱時計、電話機、扇風機です。ブラウン管形テレビもここまで古いものになると、なかなか目にすることは無くなってきました。あと10年もすれば世の中は薄型テレビばかりになってしまって、最近のブラウン管形テレビも展示されるようになってしまうのでしょう。
こちらは、LPレコードほどのコストをかけずに安いコストで作ることができ、そして雑誌などのおまけでつけて折り曲がってもある程度は耐えることが出来るソノシートです。今ではCDが一般的になりましたので、このソノシートも見かけることは無くなりました。うちでも、物置をあさればソノシートが出てくるかもしれません。
こちらは小学校に置いてあった机と椅子です。木製なのでとても味があります。ある意味、今のスチール製のテーブルや椅子よりも贅沢な感じすらします。
こちらは、視力検査に使っていたものですね。今でも使っているところは多いのではないでしょうか。
そして、こちらは小学校に置いてあるようなオルガンです。
2階には古い農家に置いてあるようなものがたくさん展示されていました。
ほかには土器、小田原市に生息する動植物の模型、古い小田原市内を撮影した写真など、盛りだくさんの展示でした。
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