調布市の染地から狛江にかけて多摩川沿いの遊歩道を歩いてみました。クルマは染地にある三井のリパークに停めました。昼間の駐車料金は30分100円と、かなり安めの設定になっています。
朝9時頃でしたが、駐車場はとても空いていました。
川の向こうには富士山が見えました。
調布市の染地から多摩川を下る
遊歩道が多摩川沿いに続きます。自転車がかなりのスピードで通過していくので注意が必要です。
ロケ地にもなった五本松
少し歩いたところが多摩川五本松です。多摩川50景、新東京100景の一つにも選ばれている狛江市内の名所です。
日活や東宝の撮影所が近いこともあり、こちらではドラマなどのロケがよく行われているようです。スーパーロボット マッハバロン、ゆうひが丘の総理大臣など昭和のドラマの舞台として有名です。
多摩水道橋
多摩川五本松のすぐ先には多摩水道橋があります。
古い多摩水道橋は1953年に道路と水道管の併用橋として開通しました。それまでは、登戸の渡しがあったそうです。
その後、1997年に1期工事、2001年に2期工事が竣工、完成し現在の上下4車線の橋が開通しました。
多摩水道橋もウルトラセブン第45話「円盤が来た」などたくさんの作品で登場しています。
多摩水道橋の下流側には貸しボート屋、そして小田急線の橋梁があります。
ちょうど、ロマンスカーが走っていました。
小田急線の高架下には狛江市の水防倉庫がありました。
堤防決壊の被害地
こちらは1974年9月に台風16号により堤防が決壊したことにより狛江市の民家19戸が流出した場所付近です。
決壊した堤防の跡(狛江市猪方四丁目)には、「多摩川決壊碑」が建てられています。
【2024/08/31追記】
1974年の水害発生から50年が経過しました。今までは大雨のたびに事前に職員さんが6人がかりでこちらの碑(約160キログラム)を約2キロ離れた市役所まで移動する作業を続けてきましたが、このたびリニューアルによって約60キログラムに軽量化されます。
こちらは水害後に作られた「二ヶ領宿河原堰」です。
【2019/10/19追記】
台風の影響で多摩川が越水
台風19号の影響により、多摩川の水が堤防から溢れたり、多摩川に流れ込む川や汚水などが流れ込むことが出来ず、二子玉川や高津区、武蔵小杉、染地、狛江などで浸水する被害がありました。自然の脅威に立ち向かっていくことは非常に難しいです。
【2020/06/30追記】
岸辺のアルバム
NHK BSプレミアムで、「多摩川水害と岸辺のアルバム」と題した「アナザーストーリーズ 運命の分岐点」が放送されました。多摩川水害は1974年9月、台風16号による豪雨で堤防が決壊し住宅19棟が流出したものですが、このときに家を流された人がどんな人生を送ったか、そして岸辺のアルバムの紹介、多摩川水害訴訟で苦闘する弁護士の物語と続きました。1992年に住民側の全面勝訴となりました。水害の原因となった宿河原堰も改良されたものが完成しています。
【2021/07/11追記】
アド街ック天国 狛江
昨日、アド街ック天国で狛江が特集されました。この中で気になったのが、「狛江を見守るおばけの木」です。狛江市総合体育館の近くにある畑の奥の生垣がとても特徴的な刈られ方をしています。2009年にこちらの家のご主人が娘さんのために刈り始め、以来、12年が経過しました。娘さんは今では高校生になっていてテレビ東京の取材に答えていましたが、生垣の顔がお父さんに似てきたと笑いながら話しているのが印象的でした。
そんな生垣を日曜日に見てきました。横の道を車で走っていると自然に視線に入ってきます。思ったよりもスケールが大きくて、どの木もユニークな顔つきをしていました。住所は狛江市和泉本町4丁目4−20です。
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