安価なイタリア料理を提供しているゼンショーグループのオリーブの丘に、金曜日の夜に行ってみました。平日の午後8時近くだったにもかかわらず、駐車場、店内ともに混み合っていました。
オリーブの丘は自動化が進行
驚いたのはきでるだけ人手をかけないための各種のシステムです。まずは、入口から建物に入るとすぐに自動受付機があります。ここで、人数と希望(テーブル席、カウンター席)を入力すると、席番号が書かれた紙が出力されます。この紙は、帰りにレジで精算するためのシートでもあるので捨ててはいけません。
店内は配膳ロボットが廊下で動いています。店員さんが料理を運んでいるところは見なかったので、ほとんどが配膳ロボットの仕事になっているのかもしれません。この配膳ロボット、音楽を鳴らしながら動いているのですが、ナポリ民謡のオーソレミヨしでた。また、1台1台にローマちゃん、ミラノちゃんといった名前が付いています。
店内を何台もの配膳ロボットが動き回っているので、ときには廊下で鉢合わせになります。このときは、片方が後ずさりをして、対面のロボットを通らせるなど、自動的に混乱から抜け出すことができるようにプログラムされていました。
注文はテーブルにあるメニューを見ながら、番号をタブレットに入れていく方式です。
メニューの種類が多いので、他のチェーン店のようにタブレットでいろいろな商品を表示させると逆に操作しにくくなってしまうので、意図的にこのような方式を採用しているのでしょう。
以前のタブレット端末よりも、ひとまわり画面が大きくなって使いやすくなりました。
今回のタブレットがこちらです。なんとなく、図書館のような雰囲気の画面デザインです。
料理の提供はとても早いです。5分ほどで、イワシのマリネが運ばれてきました。
続いて、鱧とブロッコリーのフリットが運ばれてきました。
そのあとすぐに、シーザーサラダが運ばれてきました。
5分ほどおいて、今度は明太子のパスタが運ばれてきました。
前菜とメインを同時に注文した場合は、前菜は早めに提供、メインは後から提供という制御をしているようです。
サイゼリヤとの比較
同じイタリア料理の安価なチェーン店としては、サイゼリヤがあります。こちらはまだ、注文にはタブレットが導入されていません。テーブルにある注文票に料理のIDを記入し店員さんに渡すという、レトロな注文方法です。
ただ、サイゼリヤの経営者の方は非常に経営に長けているので、安易にこの方式を選んでいるのではないと思います。配膳ロボットもサイゼリヤでは見たことがないですし、自動受付機やセルフレジも見ません。
最終的にオリーブの丘とサイゼリヤのどちらが勝つのか、とても気になる競争です。
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