神保町の老舗喫茶店「ラドリオ (LADRIO)」でナポリタンとウインナーコーヒー

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神保町ラドリオ

先日、ランチどきに神保町にいたので、ラドリオ(スペイン語で煉瓦のこと)という老舗喫茶店に行ってみました。実は同じく神保町の喫茶店「さぼうる2」に行くつもりだったのですが、お店が混雑していたのでそのまま通り過ぎて、「らどりお」に着きました。らどりおの前の道はとても狭くて、ここにお店があることはなかなか気が付かないような場所です。事前に地図アプリでマークしていたので辿り着くことができました。今回が初めての訪問です。

ラドリオは、戦後間もない1949年に開店した喫茶店です。正式名称は「神保町ラドリオ喫茶店」といいます。こちらのお店は、日本で初めてウィンナ・コーヒーを出した店として知られています。Wikipediaによると、古書店のサロンとして購入した物件を喫茶店としても営業したことをきっかけに、多くの芸術家が集う場所となったと紹介されていました。本を読みながらコーヒーやお酒を飲める場所にしたいというコンセプトで、古書店(島崎書店)の近くに物件を購入し1階を喫茶店、2階を自宅として使用したのが始まりです。

同じ神保町にある老舗喫茶店「さぼうる」の店主は、ラドリオが目標だったので、何度も通って勉強し、ハーフティンバー様式は、さぼうるにも採用されました。

今回訪問したのは金曜日の午後1時ごろです。幸いなことに店内は満席ではなく、すぐに入ることができました。こちらがメニューになります。

今回は、ランチセットの中からナポリタンを選んでみました。スープ、コーヒー付きで1100円です。メニューをしっかりと読んでいなかったので、ホットコーヒーと注文してしまいました。

店内を見渡してみると、とにかく飾られているものなどが渋いです。

店内のBGMではシャンソンがかけられていて、とても趣があります。かつての店主がシャンソン好きだったので、今でも受け継がれています。

最初にスープが運ばれてきて、続いてナポリタンが出来上がりました。こちらが、ナポリタンです。

神保町ラドリオのナポリタン

さぼうるのナポリタンと比較すると、とても控えめな感じです。麺が細いのが印象的なビジュアルですが、この麺は意外とこしがあって美味しかったです。味付けは普通のナポリタンよりもちょい辛めになっていて、美味しいです。調べてみると、やはり麺をやや硬めに、トマトソースにタバスコと黒胡椒を入れて辛めに仕上げているようです。

ナポリタンを食べ終えると、店員さんが食器を下げあと、コーヒーを持ってきてくれました。ホットコーヒーと頼んでしまったはずなのですが、ウインナーコーヒーを持ってきてくれました。店員さんが察してくれたのでしょうか。

想像していたよりも、ずっとクリームの量が多いです。熱いコーヒーが冷めないように、たっぷりのホイップクリームを浮かべたことが始まりとされていますが、明らかにホイップクリームの冷たさでコーヒーの上の方が冷めているので、保温性のためというのは少し疑問が残ります。

ゆっくりと落ち着くことができて、本当に良いお店でした。ごちそうさまでした。

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