青梅鉄道公園には旧型の電気機関車ED16型機が展示されています。昭和初期の時点ではまだ電化されている区間は少なかったため、上越線や中央線の電化区間で活躍していました。
ED16は、1931(昭和6)年から18両だけ製造された中型の電気機関車です。中央線や上越線における活躍以外では、一部の車両は関西の阪和線にも転属しました。しかし、その後は1970年頃までに全機が立川機関区に集まって、奥多摩から青梅線、南武線を直結しての石灰石輸送をしていました。
ED16が引退後したあとは、青梅線と南武線を直通する石灰石列車はEF15やEF64が牽引しましたが、1998年8月にトラック輸送に切り替えられました。
この1号機については1980年に廃車されています。
この1号機のほかに、15号機が山梨県南アルプス市市役所若草支所(旧・中巨摩郡若草町役場)に保存されています。
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