5月3日に東京都青梅市で実施されている青梅大祭に行きました。クルマは釜ケ淵公園の駐車場に停めて、青梅市民会館の前まで歩きました。
青梅市民会館では、7月20日にシンガーソングライターのイルカのコンサートがあるようです。
こちらの市民会館では、大祭に来た人のために、中二階にある休憩コーナーが開放されていました。こちらからは、青梅街道を上から見下ろすように見ることができます。
青梅街道を日向和田方向へ
少し休んだあと、青梅街道を日向和田方面へと歩いてみました。
こちらは上町の提灯を掲げています。調べてみると、青梅大祭のサイトに【江戸時代の製作と推定される古風な三輪の山車。幕は日本武尊の魂が化身したという八尋白千鳥。囃子連は畑中の「旭連」】と紹介されていました。
森下町
途中、森下町のあたりでUターンです。都営バスの車庫などがあるエリアです。
中武馬車鉄道
「リカーステーションおかざき」には少し面白い記念碑があります。
「此処に駅有りき」という石碑です。
こちらには「おかざき」という駅名標があります。
昔々、青梅から入間まで馬車鉄道がありました。中武馬車鉄道という名前です。
中武馬車鉄道の敷設工事は1901年から着工されました。この年の6月に扇町屋から師岡までが開業します。その後、9月には入間川と青梅の間が全線で開通しました。かなりの急ピッチの工事だったようです。
しかし、その後は経営的には苦しい時期が続きます。この地域の地場産業であった生糸や織物が不振になってしまったためです。さらに1904年に勃発した日露戦争により軍馬が必要になったため馬が挑発されて運行回数を維持できなくなりました。
その後、青梅鉄道(今のJR青梅線)が改軌する際に中武馬車鉄道が障害になってしまいました。東青梅駅の少し青梅駅寄りに踏切(勝沼第一踏切)がありここで平面交差をしていたことが障害になったようです。1907年7月には、せっかく開通させた師岡と青梅の間を廃止しました。その後、、1917年9月22日には全線で営業を終了しました。
先ほど紹介した「此処に駅有りき」と書かれた石碑が建っている酒屋さんは、2代目社長の岡崎武右衛門の子孫であることにちなんで建てられたものだそうです。
今度は青梅駅の前までいってみました。露店もたくさん出ているので、大変な混雑です。
昭和レトロ博物館もありました。
青梅の街の中は、本当にたくさんの人で賑わっていて、いかにも祭りという雰囲気を味わうことが出来ました。
電車で行く場合には、東青梅駅で降りて青梅街道を青梅駅に向かって歩いていくと良いかもしれません。
【2019/05/03追記】
今年も青梅大祭に行きました。今回は青梅市役所の駐車場にクルマを停めました。一時間100円です。東青梅駅の近くには1日500円程度で停められるコインパーキングがいくつかあるのですが、どこも満車になっていました。
クルマを停めたのは午前10時頃で非常に空いていましたが、市役所の駐車場も午後になるとほとんどの駐車スペースが埋まっていました。
お昼ゴハンの情報はこちらでどうぞ。
2019年の青梅大祭もたくさんの人で賑やかでした。
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