アラビアンコーストにあるシンドバッドを楽しんだあと、ロストリバーデルタにあるミスティックリズムというショーを観ました。もう何年も前、もしかすると、シーが開園してしばらくした頃かもしれませんが、一回こちらのショーを見たことがあります。すでにストーリーは覚えていなかったのですが、確かダイナミックで面白かったことを記憶しています。
格納庫のような建物の中で行われています。ハンガーステージと呼ばれています。
建物の中には木製のベンチがあります。今回は開演10分前に建物の中に入ったのですが、ディズニーシー全体が空いていたこともあり、まだたっぷりの空席がありました。真ん中の席は埋まっているので、舞台両袖の通路から回り込むようにして案内されました。前から8番目くらいの席に座ることができました。
全体的に森の中をイメージこちらの格納庫は昔は物資を運ぶ水上飛行機の格納庫として使われていたものの、その後は使われなくなって、廃墟となった今はまた森に包まれているという設定になっていました。聞こえてくるのは精霊たちの声です。
ショーがスタートすると、客席の中を出演者達が走り抜けていきます。また、ステージの上の木や石などにも、人がピタッと同化して張り付いていたりもしますので、どこがどうなっているのか、つぶさに洞察する力が必要です。
ステージの上は滝があり、水がかなりの勢いで流れ落ちています。最初に水の精霊がショーを繰り広げますが、この滝壺の中に入って水をじゃぶじゃぶと周りにかけたり、ステージの上とは思えないような仕草をします。専用のステージだからこそできるのでしょう。他にも地を揺るがし岩山をも動かす大地の精霊、炎をつかさどる火の聖霊が登場します。
全編通して、打楽器の音や笛の音色などで、物語を盛り上げています。この音色、単純に録音されているものを流しているだけなのだろうと思っていたのですが、実態は違いました。舞台両袖の上方に演奏するためのエリアがあり、ここで笛を吹いたり、キーボードを演奏したりしている人たちがいます。
舞台での演技の進行を見ながら演奏しているので、ピッタリとタイミングがあっています。常設のショーでこんなところにまで凝っているのは、ディズニーならではだと思いました。
こちらが演奏するためのエリアになります。
ミッキーマウスやミニー、ドナルドなど、ディズニーの愉快な仲間たちが出てくるショーとは全く違い、もしかすると期待外れだと思うお客さんもいるかもしれませんが、こういうエンターテイメントを提供し続けるのも、やっぱりディズニーらしさが出ているのではないかと好感が持てました。
ショーが終わったあとも、ゲストが出ていく際には、生演奏をしていた人達はずっとそのまま演奏を続けてくれています。
色々と観察していたら劇場から出るのが最後の方になってしまいました。
コメント