11月9日(土曜日)に飯能市の宮沢湖のほとりにあるムーミンパレーパークに行きました。ムーミンバレーパークは原作者のトーベヤンソンの記した小説版の世界観に沿って作り出されたテーマパークです。
駐車場
駐車場の値段が高かったことから行くことを見合わせていましたが、11月からキャンペーン価格が適用されて、平日は無料、土日祝日は上限1500円に改定されました。メッツァヴィレッジで5000円以上の飲食または買い物をすると1500円の駐車料金は無料になります。ムーミンパレーパーク内の飲食や買い物には駐車場サービスは適用されません。
現地に午後1時近くに着きましたが、第一駐車場はいっぱいだったものの、立体の第二駐車場は二階以上が空いていました。メッツァヴィレッジのビュッフェレストランでお腹いっぱいの北欧料理を食べて、ムーミンパレーパークに向かいました。徒歩10分弱で入り口まで行くことができます。
エントランス
エントランス施設です。本のゲートをくぐり抜けてムーミンの物語の世界に入っていくことができる設定です。
ワークショップもあります。この期間はトントゥ、トナカイ、雪だるまに絵付けをしようというイベントが開催されていました。参加費は1000円です。
ムーミンパレーパークの地図です。右下が入口、左下がムーミン屋敷や劇場があるところです。真ん中にある山頂のエリアはおさびし山エリアです。アスレチックなどの遊具があります。
パンケーキレストラン
こちらはパンケーキレストランです。始まりの風をイメージしたムーミン谷のキャラクターも大好きなパンケーキが食べられるレストランです。湖を眺めることができるテラス席もあります。
水浴び小屋
水浴び小屋です。ムーミンパパが作ったそうです。
エンマの劇場
真正面にエンマの劇場が見えます。こちらでムーミンのショーが行われます。
ムーミン屋敷
こちらがムーミン屋敷です。建物内に入るためにはガイドツアーへの参加が必要です。ガイドツアーは別途1000円で参加できます。中に入るとムーミンの部屋やスノークのお嬢さんが泊まるための部屋などもあります。
ムーミン屋敷はムーミン谷のシンボルとして原作に忠実に作られています。貯蔵室の地下室と一階のダイニングのほか、ガイドツアーで二階のパパとママの部屋、3階のムーミン&リトルミイの部屋を見学できます。
KOKEMUSです。作者トーベの人生とムーミンの物語をより深く知るための施設です。見学は無料でした。
一階にはレストランやお土産屋さんもありまし。
こちらがムーミンの物語に関する展示です。カメラ撮影ができるエリアとできないエリアがあります。
ニョロニョロです。
スナフキンが乗っているボートもありました。
ミーが飛び跳ねています。
ムーミン谷の立体模型がありました。二階から見下ろした写真です。
一階で真横から見るとこんな感じです。
ショー
エンマの劇場でショーが始まりました。この日は15時45分開始のショーを見ました。出演者が客席を巡回してくれます。
雲の上に乗って歌っているところです。
ムーミンの彼女、ノンノンも出てくるのですが、なぜかノンノンと呼ばれていません。スノークのおじょうさんと呼ばれています。日本ではなかなかこのような呼び方はしないのですが、原作小説ではほとんどの登場人物が個人名ではなく、種族名、または種族名+属性で呼ばれているのだそうです。したがって、ムーミン属のお父さんはムーミンパパと訳されていて、ムーミン属のお母さんはムーミンママと訳されています。
ノンノンは1969年に日本で放送された昭和版アニメ「ムーミン」で呼ばれていました。何回も再放送されたものを見ているので、このときの印象がとても強く残っています。
ミーの縫いぐるみがズラっと並んでいる売店がありました。かなりの迫力です。
おさびし山
おさびし山の山頂エリアに行ってみました。
ジップラインのスタート地点です。
宮沢湖の上にはボートが浮かんでいました。
さらに奥に進んでいくと、スナフキンのテントがあります。
スナフキンが焚火をした跡もありました。
ベンチにはスナフキンの名言が書かれています。
湖畔を一周してメッツァヴィレッジに戻ることができるかな?と思っていたのですが、途中で通行止めになっていました。来た道を引き返しました。
なぜかスワンボートがありました。昔、宮沢湖の上にうかんでいたものでしょうか?
だんだん辺りが暗くなってきました。こちらは灯台です。小説「ムーミンパパ海へ行く」に登場した灯台なのだそうです。家族から頼りにされていない気がしたムーミンパパが威厳を発揮できる場を求めて冒険に出ました。
ほかにオリジナルのポストカードやレターセットを販売しているポスティというお店があります、手紙の投函もできるムーミン谷の郵便サービスやお店の中ではスタンプを押すこともできます。
湖の向こう側にメッツァヴィレッジが見えます。
海のオーケストラ号がある建物です。
夜もライトアップされてとても雰囲気が良いです。11月にもなると夜は寒いので、暖かい格好をしていくと良いでしょう。
思っていたよりも、ずっとムーミンパレーパークは面白かったです。それなりに歩いたので良い運動にもなりました。
ランチはこちらの北欧料理のバイキングがおすすめです。
【2019/11/30追記】
報道によれば、2019年9月期の売上目標96億円に対して、結果としては約半分ほどの54億7000万円で着地し、投資回収計画も含めた中期経営計画の見直しが迫られているとのことです。
約5億円の営業利益を見込んでいましたが結果は4億2300万円の赤字となっています。
一方で来場者は年間100万人を目標としていて、開業から9ヶ月後の2019年7月には累計で100万人を突破していますので、1人がパークの中で使うお金の額が少ないことが売上が目標に届かない原因です。
駐車場を平日無料にするなどのキャンペーンを実施したことで、一人当たりの売り上げはさらに減る可能性がありますか、逆に平日を中心にして来場者が増える効果は大きいと思います。
是非、魅力的なパークに順次の拡張を続け、リピート客をつかんで欲しいと思います。
【2020/02/13追記】
料金改定
Yahoo!ニュースを見ていると、ムーミンバレーパークで料金改定が行われることが報じられていました。入園チケットは大人1500円が前売り2300円、当日2500円になります。また、1DAYパスは現在は大人2800円ですが、改定後は前売り4000円、当日4200円になります。さらに年間パスポートが追加されて大人7000円です。
結構、大きな値上げになりますが、本当に入園者数を維持することができるのか少し不安になる報道でした。
【2021/04/18追記】
オフィシャルホテルの契約締結
ムーミンバレーパークの経営母体であるムーミン物語、パートナーホテルの休暇村奥武蔵、ナチュラルファームシティ農園ホテル、温泉道場がオフィシャルホテルとして契約締結して、このほど調印式が行われたそうです。
とは言え、休暇村奥武蔵は国道299号線を飯能から秩父に向かってかなり走ったところ、ナチュラルファームシティ農園ホテルは秩父とかなりムーミンバレーパークからは離れていますので、オフィシャルホテルとしてムーミンバレーパークもセツトの利用するのはかなり大変です。
温泉道場はときがわ町の先で、小古瀬でBIO リゾート HOTEL & スパや玉川温泉、他にも多数の温泉施設を経営していますが、これらもちょっとムーミンバレーパークからは遠いです。
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