ステイホーム期間中、YouTubeを見ていると、NHKで昔放送した「小さな旅 武蔵野」という番組が公開されていました。どんな内容なのか見てみると、最初に国分寺の恋ヶ窪が紹介されていました。
国分寺市恋ヶ窪
日立製作所が研究所として使っている土地ですが、この敷地内は昔からの武蔵野の林がかなりの部分、残されているのだそうです。
そこから「はけ」に沿って下っていく形で番組は進んでいきます。次に紹介されたのが、三鷹市大沢のわさび田でした。
三鷹市大沢のわさび田
野川公園の近く、野川沿いの水車などがある付近なのではないかと思います。ワサビと言えばどちらかというと、奥多摩など、かなり自然が残されているところではないと栽培が難しいのではないかと思っていたのですが、こんな場所でも栽培が行われていることには驚きました。
ただ、ハケの上が宅地化されて、徐々に湧水量が減ってきてしまっているとのことで、作付面積は大きく減ったそうです。これは番組作成当時の話しなので、今でも残っているのか調べてみると、三鷹市のホームページでしっかりと紹介されていました。現役のようです。
稲城市百村
続いて紹介されたのが、稲城市の百村という場所です。鶴川街道を走っていくと、交差点で鶴川街道は左へと曲がり、真っ直ぐ行くと尾根幹線道路、角にはガストがある場所がありますが、あの周辺が百村です。
三鷹市中原
そして、落葉を集めて農業に堆肥として使っている方が紹介されて、三鷹市中原へと舞台は移りました。石ころ一つないきれいなフンワリとした黒土で野菜を作っています。堆肥はジンワリと長く肥料としての効果を発揮してくれるところが良いと話されていました。
調布市深大寺南町
続いて、調布市の深大寺南町、こちらでは家族総出での餅つきが紹介されます。かなり歴史のある相田さんというお宅のようでしたが、どのへんで撮影されたものでしょうか。餅にはヨモギを混ぜて美味しそうなよもぎ餅になっていました。3人でテンポよく餅をつくところは見事でした。すぐに空気抜きをすることで、カビが生えにくくなるということでした。
調べてみると同じ深大寺南町に相田さんの農園があるようです。
最後まで見ましたが、いつ放送された番組かはよく分かりませんでした。少し映像がぼやけているので、デジタル化される前であることは間違えなさそうです。
今から少なくとも20年以上前、もしかすると40年ほど前の番組なのかもしれません。NHKにはまだまだ貴重な番組がライブラリーに眠っているのでしょう。
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