神保町はカレーの街、その中でも美味しいお店として名高い欧風カレーの店「ボンディ」はいつか行ってみたいと思っていたお店です。しかし、普段は大変な混雑で30分以上並ぶこともよくあると聞いていました。何とかして並ばずに食べることはできないか、色々と情報を探してみると、平日ならば夕方くらいが良さそうだったので、2月初旬の午後6時過ぎにお店に行ってみました。
表の靖国通り側からは神田古書センター二階のボンディに行くことはできません。ビルの裏側にある路地側から入る必要があります。(神田古書センター南口が目印です)
普段は階段に列ができているようなので、恐る恐る奥の階段を登ってみました。
ラッキーなことに誰もいません。廊下に並べられている椅子にも誰も座っていなくて、待ち時間ゼロでお店に入ることができました。
この日は前日からこの日にかけて大雪、しかも寒かったので、会社に行かずにテレワークをする人が多かったのと、神保町へ本を探しに行く人が少なかったのかもしれません。
空いている席には直ぐにお客さんを案内できるように水とお手拭きがセットされていました。
直ぐに店員さんに席へ案内してもらうことができて、メニューを見ることができました。
今回はメニューの中から「おすすめ」のビーフカレーを注文しました。価格は1600円です。近くにある鰻の成瀬であれば「うな重の梅」が食べられる価格です。カレーに1600円というのはとても高く感じます。ただ、事前情報によると、この価格を上回る美味しさであることは間違えないとのこと、どんなカレーなのかとても楽しみです。
カレーを頼むとライスとポテトがセットです。ライスにはチーズ、かっぱ漬け、梅干しがのっています。ライスの量は通常は300グラム、+150円で大盛にすると450グラム、少なめは200グラムです。
カレーには甘口、中辛、辛口があります。今回は中辛にしました。
2分程度でジャガイモが運ばれてきました。
ボンディではカレーの中にじゃがいもを入れると、せっかくの濃厚なカレーがジャガイモの水分で薄まってしまうので、ジャガイモを別出しにしているのだそうです。ジャガイモはホクホクでバターとの相性もバッチリでした。
さらに5分ほどでビーフカレーも運ばれてきました。
ご飯は通常の300グラム、結構なボリュームがあります。ご飯の上にはチーズの小さな固まりが振りかけられています。このチーズ、少し時間が経つとご飯の熱で溶けてくれます。
こちらがカレールーになります。
容器いっぱいに入っているので、こぼれてしまいそうです。牛肉の塊がゴロゴロと入っていて、豪華な感じです。
カレーは色々なスパイスが織りなす奥深い風味と乳製品や野菜、フルーツなどが醸し出す甘みが融合して、確かに今まで食べたことがない美味しいカレーです。なぜ人気店になったのかよく分かるカレーでした。
カレールーを少しづつご飯の上にかけながら食べていきました。
テーブルの上には、かっぱ漬け、らっきょう、福神漬けがありますので、味変を楽しむこともできます。
午後7時頃、食べ終わってお店を出てみると、階段の下まで行列ができていました。わずか20分くらいの間に状況が一変していたので驚きました。会社が終わったあとにどっと人が来たようです。
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