武蔵小山駅の近くに温泉銭湯があると知り行ってきました。大正13年創業の清水屋という歴史のある銭湯です。ピーク時は一日1000人以上いたお客さんは高度経済成長とともに家庭のお風呂が普及して銭湯利用者が減って、1日100人程度まで落ち込んでしまいました。日本の銭湯も昭和43年に2,687件がありましたが、平成20年には約900件まで減少してしまいました。
そんな苦境の中で新たな付加価値をつけるために温泉の採掘に挑戦、平成6年に第一源泉の天然黒湯温泉の採掘に成功しました。さらに平成20年に現在の建物にリニューアルオープンして、現在に続いています。
今回は日曜日の午前11時30分頃に武蔵小山に着きました。清水湯の駐車場は建物の前面に8台分、裏側に2台分ありますが、残念ながらどちらも満車でした。こちらに停めることができれば銭湯を利用したときに2時間分のサービス券をもらえます。
こちらが清水湯の裏側にある駐車場です。4台分ありますが、そのうち2台分は契約者専用です。
仕方がないので、建物の裏側方向、徒歩3分ほどのところにあるこちらのイモンズ武蔵小山という駐車場にクルマを停めました。12時間最大1500円です。
清水湯は3階建て頑丈そうな建物です。
営業時間は平日は午後12時から深夜0時まで、日曜日は午前8時から深夜0時まで、月曜日は定休日です。(祝日の月曜日は営業しています)
入浴料金は決められている銭湯料金です。大人550円、小学生200円、幼稚園児は無料です。サウナは入浴料とは別に450円です。
入り口から入ると直ぐに下足入があります。100円玉が必要です。
入浴には自動券売機で入浴券を購入します。美人岩盤浴は1500円です。温泉利用料金が含まれています。岩盤浴は45分間、利用券を購入する前に受付で確認するように求められています。
受付の前にはちょっとした売店がありました。
オリジナルタオルがあるほか、アヒルちゃんも販売されています。
こちらの銭湯、源泉が2種類あります。一つは黒湯の清水湯、そしてもう一つは地湧の泉・不老の山(黄金の湯)です。
仕方がないことですが、利用している人の数から考えると脱衣室は非常に狭いです。無料で利用できるドライヤーも設置されていました。
浴場は長細い作りになっています。手前には掛け湯、右手にはサウナ室と水風呂が並んでいます。今回はサウナを利用していません。サウナ券を購入すると、サウナ室に入るときに必要なプラスチックの引っかけ板を貸してもらえるようです。
左手には洗い場のカランが並んでいます。椅子と桶は自分で置き場から持ってきて、身体を洗い終わったら、また元の場所に戻しておく方式です。
右手には水風呂に並んで黒湯の浴槽があります。こちらはジェット水流が流れるジェット風呂、泡が下から出てくるバイブラ風呂、壁面から電気刺激がある電気風呂の機能も兼ね備えていました。
内湯の水風呂、浴槽、露天風呂の一つにひかれている黒湯の泉質はメタケイ酸および重炭酸ナトリウムで地下200メートルから湧き出ているモール泉です。滑らかなお湯で肌触りがとても良いです。
奥の露天風呂にひかれている黄金の湯の泉質はナトリウム-塩化物強塩温泉です。地下1500メートルから湧き出る褐色かがった色合いのお湯です。高いヨウ素含有量が特徴です。
温泉にしばらくつかつて、火照った身体を黒湯の水風呂で冷やし、また温泉に入るというループで楽しみました。水風呂は水温が26.5度と比較的ぬるかったため、しばらく入っていることができました。
2階には岩盤浴、寝転び処、マッサージ処があります。
こちらがマッサージチェアです。
こちらが岩盤浴の入口です。女性専用です。
日曜日の午前11時半に来たときには駐車場が満車でしたが、午後12時半頃に帰るときには駐車場は空いていました。日曜日は朝風呂でたくさんの人が来て、その後は少し空く時間帯もあるようです。
銭湯価格で2種類の源泉で温泉を楽しめるというのは、とても魅力的な銭湯です。また、武蔵小山に来た際には利用したいと思います。
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