東京の西側を南北に貫く秋川街道を八王子から青梅まで

当サイトの記事には広告が含まれます
青梅 昭和レトロ商品博物館

 サイエンスドーム八王子から青梅に行くために今回は秋川街道を使って移動してみました。ナビは国道16号線を使うように指示してくるのですが、どうも16号線は途中で2車線になる部分で渋滞したり、道幅が広い区間でも殺伐とした感じがしていて、あまり急いでいないときには無理をして選択したくない道です。

 一方で秋川街道の方は少し遠回りにはなってしまいますが、田舎道と言っても過言ではない感じが延々と続きますので、のんびりと走ることが出来ます。

 サイエンスドーム八王子の前の道をまっすぐに西方向に向かうと秋川街道に出るのですが、ここで一つハプニングがありました。青梅方向に右折が出来ないのです。

 交通渋滞を招くことを嫌っての措置なのでしょう、左折専用になっていました。仕方がないので、この交差点では左折をして、グルッとまわって、秋川街道へと戻り、青梅方面を目指しました。

 中央道をくぐり抜けたあたりは、ファミリーレストランがたくさんあったりして、まだ街という感じですが、圏央道をくぐったあたりからは、どんどん田舎道になっていきます。田舎道とは言っても、きちんと車線は2車線ありますので、両方向のクルマは安全にすれ違うことが出来ます。

 そして小峰のあたりが近づいてくると、近代的なトンネルがありました。小峰トンネルというトンネルです。もともとは旧道が山の上の方に向かって伸びていて、上には旧小峰トンネルもあるようです。旧小峰トンネル付近は道幅が狭くクルマがすれ違うのも難しかったため新トンネルが出来ました。2002年2月19日に新小峰トンネルが開通したとのことです。現在は旧秋川街道はゲートで閉ざされていますので、クルマで通ることは出来ません。小峰トンネルを出ると、左側に小峰公園があります。

 さらに秋川街道を進んでいくと、武蔵五日市の駅が近づいてくるのですが、その手前でグルッとまわって檜原街道にぶつかる場所があります。こちらもクルマで通りやすくするために改良したのではないかと思いますが、旧道はどこを通っていたのでしょうか。やがて武蔵五日市の駅前を通り過ぎて、五日市線のガード下をくぐり抜けます。

 ここから先はもう廃止になってしまった五日市線の岩井支線の廃線跡と並行して走る形になります。五日市から大久野を通って武蔵岩井という駅まで電車が走っていました。もともとは石灰石を運ぶために敷設された鉄道のようです。

 途中、つるつる温泉入口という交差点がありました。ここで曲がると、日の出つるつる温泉に行くことが出来るようです。交差点横の広場には、温泉まで乗客を運ぶ機関車バスが停車していました。

 その先は山の中へと入っていく形になって、二つ塚峠というところを超えてから今度は下りになります。明星大学入り口交差点を過ぎて走っていくと、青梅の街が見えてきます。

 交通量も少なく、まったりと走ることが出来て良かったです。

コメント