多摩動物公園で昆虫園を見た後に今度はアフリカ園を目指します。ここのメインは何と言ってもライオンバスです。盆地のようになっているところをのぞき込んでみると、そこにはライオンがたくさんいます。
そして、その傍らには、なんだかアラビアンナイトに出てきそうな建物があります。こちらがライオンバスの発着所になっています。このライオンバス、世界ではじめて1964年にオープンしました。現在でこそ、サファリパークという形で、猛獣の中を自動車で走る形式の展示方式は一般的になりましたが、当時は非常に注目されたのではないでしょうか。
まず最初にチケット売り場でライオンバスの乗車券を購入します。大人は350円、3歳から中学生までは100円となっています。運行時間は朝の10時から午後の4時までとなっています。この日は朝の10時にはライオンバスの運行は始まりませんでした。路面が凍結していたため、安全に走ることが出来るようになるまで運転を見合わせていたようです。11時頃にライオンバスの運転を始める場内アナウンスがありました。
チケットを購入した後は、今度は乗り場へ向かいます。乗り場は地下に入っていく形になります。階段を下りていくと、そこには行列が出来ていました。バスは15分おきに発車することになっていますが、2台のバスが交互に走っていたので、10分程度の待ち時間でバスに乗ることが出来ました。
ライオンから人間を守るために2重3重のオリが作られています。そしてバスの周りには馬肉の肉片がつけられています。この肉片目当てでライオンがバスに寄ってくるようです。バスの中は座席ももうけてありますが、混雑している場合には、必ずしも座ることが出来るわけではないようです。
バスに乗り込んでしばらくたつと、バスが発車しました。ここのライオンバスの運行は京王バスが請け負っているようです。街を走るバスとはかなり雰囲気が違うルートを走るので、運転手さんも大変なのではないかと思います。
バスが発着所から外に出ると、さっそく、何匹ものライオンたちが見えてきます。そして、お立ち台のようなところにバスが横付けされると、そこの上にのっているライオンがバスに近づいてきて、馬肉を食べ始めます。間近でライオンが肉を食べるところが見られるので非常に迫力があります。
このようなお立ち台がバスルートの3カ所にあるのですが、うち2カ所はライオンがのっていなくて、間近では見ることができませんでした。お腹がいっぱいだったのでしょうか。
それでも、ライオンバスが走るコースの周りにはたくさんのライオンがいます。
子どもたちは窓に貼り付くようにして、ライオンたちに釘付けになっていました。
多摩動物公園に行く機会があれば是非このライオンバスを体験することをお勧めします。
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