山梨県の北杜市にある増富の湯というところに行ってきました。河口湖から移動しましたので、御坂みちを通って甲州街道に出て、そのまま、韮崎のあたりまでいき、山道に入っていきました。途中、甲府の市街地を通り抜けるところが混雑していたので、河口湖から増富温泉まで二時間弱かかりました。途中で高速道路を使った方が良かったかもしれません。
増富温泉が近づくと、ところどころ、道が狭くなるところが有りますので、注意する必要があります。
駐車場は第一駐車場から第三駐車場まであるようです。少し、施設から離れたところに駐車場はありました。建物の近くにも、駐車場が若干ありましたが、こちらは身障者用の駐車場になっていました。
ラフェスタを駐車場にとめたあと、増富の湯の建物へと行きました。
玄関から入ると、左手が下駄箱になっています。
入館券は券売機で購入します。
受付で入館券をわたして、館内に入りました。まずは腹ごしらえで食堂に行ってみます。食堂に入ると、左手に自動券売機がありました。
券売機の横にあるメニューを見ていると、養生食という見慣れないメニューがあります。500円と値段が安い上、なんだか自然食っぽくて身体に良さそうな感じがするので、こちらを注文してみました。
「食券を購入したら、そのまま席でお待ちください」と書かれているのですが、ぜんぜん、店員さんに気がついてもらうことが出来ません。食券は半分にちぎるような仕組みになっているので、自動券売機で購入した商品の情報が自動的に厨房に行くという先進的なシステムが備わっているようにも見えません。仕方が無いので、厨房に声をかけて食券を渡しました。他のお客さんでずっと席で待っていたにもかかわらず、まったく店員に気がついて貰えなかった人もいました。このシステムは改善の必要がありそうです。
しばらく待っていると、養生食が出てきました。玄米バージョンとその「お粥」バージョンがありましたが、それぞれ一つずつ注文しました。
こちらが養生食のお粥バージョンです。
そして、こちらが養生食の玄米食バージョンです。
よくかんで食べていると、結構、お腹がいっぱいになりました。いつも肉食ばかりなので、このような野菜中心のメニューは身体に良さそうです。全体的に味も薄味でした。
ちょっと遅めのお昼ご飯を食べたあと、今度はお風呂に入ります。
脱衣所に入ってみると、こちらに貴重品ロッカーはありません。もう一度、脱衣所からロビーに出てあたりを見渡してみると、無料の貴重品ロッカーがありました。こちらに貴重品を入れて再度、脱衣所へ行きました。
お風呂の方は3つの源泉風呂が最大の特徴になってます。3種類の源泉風呂はそれぞれ温度が異なっていて、どれも低めに調整されています。また、夏と冬では温度が違うようです。
まず、一番温度が低い浴槽に入ってみると、25度程度に調整されているようで、確かに肌寒い感じがするのですが、寒くて入っていられないということはありません。ずっと入っていることが出来ます。お湯は茶色い温泉の成分が舞っていて、お湯の中に指を入れてみると、3cmもお湯の中に指を入れると水面からは見えなくなってしまいます。非常に成分が濃いことが判ります。
泉質は「含二酸化炭素-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉」です。また、最大の特徴はラジウム含有量が日本一と言われていることです。事前に調べたときには、芋洗いのようになっていてどの浴槽も無茶苦茶に混んでいると書かれていたので、覚悟していたのですが、意外と空いていて、何とかどの浴槽にも入ることが出来ました。また、午後4時を過ぎたあたりからは急にお客さんの数が減っていって、のんびりとお風呂に入ることが出来ました。
また、ドライサウナも完備しています。こちらは、サウナストーブで室内を暖めるだけではなく、遠赤外線の発生装置が壁に埋め込まれていて、部屋の温度をそんなに熱くしなくても効果的に汗を出すことが出来るように工夫されていました。サウナ室の中は丸太のようなベンチが置いてあるのがとても印象的でした。
温泉に入ってくると、大きなペットボトルを持参しているお客さんが、注ぎ口からボトルの中に源泉を注いでいました。
ここの温泉に入ったあと、普通の温泉とは違って身体がポカポカするということは無かったのですが、この日の夜に家に帰ったあと、スポーツジムに行って走ってみると、いつもよりも強い負荷をかけても十分に走ることが出来ました。もしかすると、ラジウム温泉の効果でしょうか。とても不思議でした。
低めの温度の源泉風呂があるというのはとても良いと思います。ぜひまたこちらの温泉には行ってみたいと思っています。
【2024年5月27日追記】
施設老朽化のため、休館中です。
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