多摩センターのワーナーマイカルシネマズにいった後、クロスガーデン多摩に向かって歩いてる途中で、パルテノン多摩の前を通りがかりました。パルテノン多摩は1987年に開館したホールなどを備える多摩市の総合文化施設です。多摩センター駅から南へ歩いて行くと突き当たりに見える大きな建物がパルテノン多摩です。
歴史ミュージアム
中の歴史ミュージアムというところで、何か多摩の橋に関する展示をしているようです。入場無料という文字も見えましたので、寄ってみることにしました。
常設展示のエリアと企画展示のエリアに分かれているようです。まずは、常設展示のエリアを見てみました。
こちらでは、多摩センター周辺の開発の歴史が紹介されています。例えば、こちらの模型は多摩ニュータウンが開発される前と後を簡単に比べられるようになっています。
これをみると、多摩ニュータウンの周辺の地形が大きく変わっていることがわかります。山を削って谷を埋め、できるだけ多くの平地を作ったようです。
また、映像でも開発の様子を知ることが出来ます。このような場所の展示では、開発によって便利になったことが強調されていると思ったのですが、意外にも、貴重な自然や昔の村の暮らしが消え去っていたことをこくめいに記録された映像でした。
こちらは南多摩尾根幹線道路(南多摩尾根幹線道路を走った)の反対をする住民運動に関する展示です。かなり激しい住民運動があって、南多摩尾根幹線道路の建設は中断してしまったそうです。
こちらは、多摩ニュータウンの誕生にかかわる展示です。
団地内にある商店街がオープンしたときの様子です。
常設展示を見た後は、「多摩の橋立」という展示も見ました。こちらも、多摩ニュータウン近辺にある橋に関する紹介です。大きな橋ばかりではなく、小さな橋に関する紹介もありました。
橋は古くから人や物の往来に欠かすことが出来ない身近なものとして存在してきました。多摩市域の川や用水に架かる橋も、その歴史を近代以前にさかのぼることのできる橋が少なくありません。また多摩ニュータウンで建設された人道橋の数と多様性は、この街の大きな特徴の一つであり、多摩ニュータウンは「歩道橋の博物館」とも言えます。多摩市や多摩ニュータウンにはどのような橋があり、どんな歴史を持っているのでしょうか。街と橋の関係と歴史を紹介します。
【2020/09/02追記】
大規模改修工事に伴う休館
開館から30年以上が経過して老朽化が進んできたことから、大規模改修工事が始まりました。8月からは仮囲いができて、一部箇所の立ち入りができなくなっています。大規模改修工事に伴い、パルテノン多摩は2022年2月まで休館する予定です。
【2021年6月29日追記】
プレオープン日決定
パルテノン多摩では大規模なリニューアル工事が続けられていますが、プレオープンは2022年3月27日とアナウンスがありました。まだ、1年近く先のプレオープン日を告知するのは珍しいことだと思います。それだけ心待ちにしている人も多いのかもしれません。
なお、グランドオープンは2022年7月を予定しています。
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