8月最後の日曜日にお台場にある船の科学館に行った際に南極観測船の宗谷もあわせて見学しました。この船は建造当初から南極観測船のために作られたものだと思っていたのですが、このエントリーを書くのにあたってWikipediaなどで歴史を調べていたところ、そうではないことがわかりました。
そもそもは1936年にソ連からの発注により作られた船だったそうです。今から75年も前のことになります。しかし、第二次世界大戦が始まろうとしていた時期であったため、実際にはソ連に引き渡されることはなく、商船地領丸として進水しました。この船はソ連の発注で作ったため、このときから高い砕氷能力を持っていたそうです。
その後、1940年には軍艦籍に入籍し、宗谷と改名されました。さらに第二次世界大戦が終わった後は海上保安庁の巡視船となり、1956年には南極観測船として採用されることになりました。1962年にいたるまで通算で6回の南極観測船としての活躍をした後、南極観測船「ふじ」に仕事を譲りました。そして1978年に退役、1979年から東京お台場の船の科学館で一般公開されています。
火気厳禁です。
甲板からは狭い入口から入っていきます。足下も頭上も注意です。
そしてこちらから船内に入ります。
士官の食堂です。
部屋の中には人形があるところもあります。
お風呂です。出来るだけ真水を節約するために、航海中は海水、南極では氷の塊を浴槽の中に入れて蒸気で溶かして使ったそうです。
南極観測船の航路が紹介されていました。
こちらは、後の甲板です。
一つ下の階に行きました。こちらは3人部屋や4人部屋になります。
ギターを持った人が寝そべっています。
タロ・ジロの犬小屋。
背負っているのは犬でしょうか。
船内には病院もあったようです。
こちらには無線機などが置いてありました。
コメント