新東名高速道路を使って、島田金谷インターチェンジで降りたあと、大井川鉄道の線路に沿って、家山駅へと行きました。
川根のたい焼き屋へ行くためです。こちらの駅の近くには駐車場があると聞いていたのですが、どうも月極め駐車場になってしまい一般の駐車はできないようです。駅の並びにある静岡銀行に駐車スペースがあったので、こちらにクルマを置きました。今回は非営業日なので銀行には迷惑をかけないはずです。
大井川鐵道 家山駅
家山駅の駅舎に行ってみると、蒸気機関車の時刻表が掲示されていました。大井川鉄道では昔から観光用にSL列車を運転しています。
大正14年に木材輸送と電源開発の目的で設立された大井川鉄道は昭和24年に全線が電化されて蒸気機関車は全廃されました。その後、木材輸送が頭打ち、電源開発は目処がついたことで、大井川鉄道の存続が危ぶまれた時期もあったのですが、観光鉄道としての存続に舵を切って、その目玉として蒸気機関車を導入しました。
昭和50年11月に北海道の標津線からC11型227号機を導入し本線で営業運転を開始しました。
この日には3往復が運転されるようです。秩父鉄道や真岡鉄道では1往復だけなので、3往復というのは、とても力を入れていることがよく判ります。
そうこうしているうちに、遠くから汽笛の音が聞こえました。ちょうど、11路15分のSL列車がやってくる時刻です。しばらくすると、蒸気機関車がやってきて、家山駅にとまりました。
C11という形式の蒸気機関車です。タンク式と言われる形式で、地方ローカル線で活躍をしていました。
蒸気機関車が止まっているうちに、今度は前方の方へ移動して写真を撮りました。
そして、しばらく経つと、また「ポォー」と汽笛を鳴らして、出発しました。今でもこうして、本当に動いている本物の蒸気機関車が見られるということは素晴らしいことだと思います。
蒸気機関車が行ってしまったあと、駅のまわりを歩いてみました。こちらは駅前通りになります。
家山の足湯
家山の足湯というところもありました。
中を見てみると、残念ながらお湯がはられていませんでした。
続いて、川根の鯛焼き屋に向かいました。次のエントリーで紹介します。
【2019/07/24追記】
古い電車が多数活躍
こちらでは大井川鉄道の蒸気機関車を紹介しましたが、ほかにも、近畿日本鉄道で活躍していた16000系や東急電鉄で活躍していた7200系といった古い電車も運転しているそうです。
近鉄16000系は南大阪線や吉野線向けに作られた特急用車両で昭和40年にデビューしています。大井川鉄道には平成9年、および平成14年に譲渡されました。
東急電鉄の7200系は昭和42年から昭和47年にかけて製造された車両で、東横線や目蒲線、大井町線に導入されました。車両は全長が18メートルと多少短くて、小回りが効くことが特徴です。平成12年に廃車になり、平成14年に十和田観光電鉄、そして平成24年に十和田観光電鉄で廃止となり、平成27年に大井川鉄道へ譲渡されました。十和田観光電鉄時代に両運転台化されていますので、単独でも運転が可能ですが、現在は2両が組みで運転されています。
【2023年3月24日追記】
大井川鐵道本線の家山から川根温泉笹間渡間は2023年10月メドに復旧へ
2022年の台風15号の大雨の影響により、大井川鐵道本線では家山駅から千頭駅までの区間が運休となっています。
このうち、家山駅から川根温泉笹間渡までの区間が2023年10月をメドに復旧し運転を再開させる方針が示されました。
現在は家山駅から先はバスの代行運転を利用せざるを得ず、観光客が上流域まで行きにくくなっていますので、コロナ禍があけて観光客が増えでいくので、復旧に向けて前進したことは本当に良かったと思います。
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