最近、リスに関するニュースが巷に出回っていました。6月20日の午前4時過ぎに、東京都武蔵野市にある井の頭自然文化園での出来事です。こちらの井の頭自然文化園は東京都が運営している施設で、それほど規模が大きいわけではないのですが、気軽に行くことが出来るので、子どもたちには人気の動物園です。
こちらの井の頭自然文化園のニホンリス展示施設「リスの小径」に、台風の影響で倒れてきた木がぶつかり、オリを破損してしまいました。8メートルもの穴があいてしまったそうです。そして、その隙間からリスが逃げ出してしまったそうです。
このオリの中には118匹のリスがいましたが、そのうち30匹が逃げ出してしまったそうです。翌日には職員10人がかりでリスの大捜索作業をして午後7時までに13匹を捕獲しました。
さらに、6月21日夜の報道では20匹が捕獲されて残りは約10匹と発表されていました。さらに、一週間が経過した6月28日、井の頭自然文化園では、「予想していた数を上回る38匹を捕獲した」ことを明らかにしました。
このニュースが発端で、何で逃げたリスが1週間でこんなに増えたのかということが話題になりました。
たとえば、こちらの記事ではこの調子でリスが増えていったら、その後はどうなってしまうのかということが触れられています。
☆[NS] 動物園から逃げたリスを捕まえないと数年で太陽系が崩壊する
複利計算をして今後の伸びを予測すると、
1年後 : 145万匹
2年後 : 680億匹
3年後 : 2500兆匹
とものすごい勢いで増えていくそうです。
また、増えたのではなく、野生のリスを一緒に捕まえてしまったのではないかという説もありました。しかし、井の頭自然文化園では野生のリスはいなかったとしています。
では、なぜ増えたのかというと、最初に発表した逃げ出したリスの数が過小になっていたようです。本当は40匹以上が逃げ出していたと想定されています。井の頭池の付近や近隣の小学校でもリスの目撃情報があるそうで、まだ捕獲できていないリスが周囲にいます。
最終的に、このリスはいったい何匹か捕獲されるのか、気になるところです。
【2023/12/11追記】
井の頭自然文化園のリスに関して悲しいニュースが報道されていました。12月4日に園で飼われている40匹のニホンリスの体に衛生対策として寄生虫を駆除する2種類の薬を塗り、巣箱などに殺虫剤の散布をしたところ、12月11日の朝までに31匹のリスが死んでしまったと報じられています。
2種類の薬と殺虫剤は今までも使ったことはあったものの、3つを同時に利用したのは今回が初めてで、薬剤による中毒の可能性は否定できないとのことです。
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