日本工業大学の工業技術博物館を見学

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日本工業大学の工業技術博物館

埼玉県の杉戸町にある雅楽(うた)の湯という日帰り温泉に行った際、帰りにどこかに寄っていこうということになり、iPhoneのアプリで近郊の観光スポットを調べてみました。雅楽(うた)の湯でのレポートはこちらになります。

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近所に日本工業大学の構内に工業技術博物館というところがあるようです。

明治初期からの工作機械が保存、展示されているほか、館内ではかつての町工場も復元されていることが紹介されていました。また、明治24年にイギリスで作られた蒸気機関車が動態保存されているそうです。公式サイトで調べてみると、車輌に不具合が発生しているため、運転は行われていないようですが、面白そうなので行ってみることにしました。


カーナビで50音検索をしてみると、そのまま、博物館の場所がわかったので、ナビの指示の通りに向かいました。

雅楽(うた)の湯から見ると、日本工業大学はちょうど、東武動物公園駅の向こう側となります。かなり、大回りで、踏切を渡って行くように指示されました。しかも、こちらの踏切は最近になって回避することができる立体交差ができたようなのですが、これに気がつかず、踏切に行ってしまいました。駅の近くの踏切で、列車がひっきりなしに通るので、なかなかあきませんでした。

日本工業大学の正門前に着いたのですが、ナビはもっと先に行くように指示しています。ナビの指示通りにさらに進むと、駐車場の入り口がありました。こちらにクルマを停めることにします。学校関係者専用の駐車場なのか、博物館利用者が使っても良いところなのか、今ひとつ、わかりませんでしたが、特に注意書きも見当たりません。

この駐車場は博物館のちょうど裏手になります。駐車場に背を向けている大きな建物の正面側に回れば入り口があります。

日本工業大学 工業技術博物館

営業案内がありました。

見学の案内

入り口から中に入ると受付がありました。見学者は受付に立ち寄るように書かれているのですが、受付には誰もいません。無料の施設だし、立ち寄ったには違いが無いので、そのまま見学を続けました。

昔、中学生の時に、学校に技術室というところがあったのですが、そこに置いてあった旋盤の機械を思い出させるような器具が所狭しと並べられています。私は機械のことはよくわからないのですが、詳しい人にとっては素晴らしい展示なのだと思います。こちらの博物館は1987年に学園の創立80周年記念事業で作られました。この体育館のような大きな建物の中に250台以上の機械が種類別に展示されています。

工業技術博物館に展示されている器具

ベルトで動力を伝達

少し進むと、木造の町工場を再現した建物がありました。梅ちゃん先生のポスターが貼ってあります。こちらで、ロケが実施されたようです。公式サイトで確認すると、4月2日の放送で「梅原鉄工所」での撮影シーンが放送されたそうです。この梅原鉄工所は明治40年に東京の三田に実在した町工場を復元したものになります。動力源は一つだけで、ベルトによって旋盤などの各器具に動力が伝えられるような構造になっています。

博物館の建物から出たところには、蒸気機関車の展示館があります。こちらの中では、1891年にイギリスで作られた2100型2109号があります。1970年に国鉄で廃車されて、静岡県の大井川鉄道で動態保存されました。その後、1976年に静態保存に切り替えられ、千頭駅や金谷駅の構内で展示されました。その後、平成4年に動態保存のための修復作業が大井川鉄道で実施されて平成5年に日本工業大学で動態保存が開始されました。平成14年からは主に第三土曜日に定期有火運転が実施されていましたが、現在は整備のために運転は中止されているようです。

こちらが蒸気機関車の展示用の建物になります。大事に保存されていることがよく判ります。

蒸気機関車の展示館

こちらは案内板です。

2109号機の案内板

構内に線路がひかれています。腕木式の信号機がありました。

構内の線路

展示館の中を外から見てみました。

外から見た2109号機

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